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さっきブーストした件で、一ノ関圭という好きな漫画家の作品に、文明開化期の日本の洋画界を舞台に裸婦の問題を取り上げた短編があったのを思い出した。
日本の美術史においても「芸術か破廉恥か」みたいな論争の激しかった時代(e.g. 腰巻事件)の中で、当のヌードモデルの女性を主人公に据えて、感情のある生きた人間として描いていた話。
物語を思い出すと、やっぱり男性画家たちの「女性の身体を芸術として(必要以上に)神聖視している感じ」は現代の非芸術家の感覚だと違和感があるんだよな。
mangapedia.com/裸のお百-fl0w90y9x

あと、こないだ地域の現役作家たちのグループ彫刻展に行ったのだけど、案の定よくあるタイプの「ポーズをとった裸婦像で”情熱”みたいな抽象単語をつけたブロンズ作品」が1/4くらいあって、やっぱりこの「女性の身体を美とする」芸術観はよくわからんし変わり映えしないなと思った。
例えば日本人がロダンを知った直後くらいの、荻原守衛などの頃なら当時の最先端として見るべきものがあるのかもしれないけど(それでも美術史としての話で、パブリックアートとして公共の場に置く必要はないんではと思う)

こうした芸術観はそれはそれとして勉強しなきゃな(特に西洋美術方面は疎いし)と思いつつ。

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