このまえ久しぶりに皮膚と心を読んだら、これまで同様自己愛の強さに頭がクラクラしたけど大学生の頃とは頭に入ってくるものというか情報量が全然違う

社会のせいでうまれる日陰と、その日陰で生きている人々を自己憐憫やプライドと一緒に語るから憎めないし、文章てか小説がうますぎていつ読んでも面白くてすごい

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社会的体裁ばかりを気にして自己否定したり、まるで価値がないかのように自らを語る語り手だけど、自分に価値がないなんて1ミリも思ってないどころか、臆面もなく周りを見下げる語り手だし、自己憐憫ってほんとに無駄なプライドのあらわれで嫌だな〜っておもうんだけど、だからこそ夫に大切に扱われていると実感できたとき、自分が抱いていたスティグマが相手に通用しなかったとき、つまり皮膚病が自らを損なうわけではないとわかったとき、恥ずかしくなるんだよね

なんかほんとに、ずっと小説好きだったのに大学の頃なに読んでたんだ?いままでなにを読み取ってたんだ?くらい昔読んでた小説にびっくりする

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