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映画『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』 

2012年の映画とは思えないほど映像が美しい。CGのクオリティと海中のアングルというか水の表現が特に美しい映画だった。
あと、この映画を見終わった後私はもう1度確実にリピートする事にした。謎が溶けた上でもう1度見るのでは違ってくると思う。

⚠️ネタバレ⚠️
パイが肉を食べるシーン、宗教によっては肉は禁忌だからパイも生きる為に信仰を捨てざるをえなかった。私は信仰心がないけど察して余りある。それでも人は生きる道を選ぶんだから、結局の所宗教って何なんだろうな?と考えてしまった。

そして、最後の最後で真相が明らかにされる。
一緒に漂流していたトラはパイだった事。
シマウマは食堂で優しくしてくれた青年で、オランウータンは母親、ハイエナはコック。
ここで冒頭の漂流シーンを思い返して、それぞれの動物と当てはめると、ボートの上でいかに過酷なやり取りがあったかがわかる。

結局のところパイは色々な宗教を信仰してはいたけど生への渇望がそれに優ったわけだ。この映画を見てると本当に今起きてる宗教戦争って馬鹿らしいなと改めて思った。

個人的には素晴らしい映画だと思った。映像も話も伏線回収も完璧に近い!⭐️9を付けた映画。

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