CALL magazine vol.27
野咲タラ「半夏生」
ネットプリント開始です。
今年の半夏生は7月2日(日)-6日(木)。
ネットプリントの印刷可能期間は7月9日(日)までですが、週末と言わずに、是非、半夏生のうちにお読みください。
さあ今からコンビニへどうぞ。
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【ハヤトウリ情報求ム】
最近、外国に旅行しようとそわそわしている人たちをちらほらと見聞きするのですが、もし旅先でハヤトウリを見かけたら、お気軽にご連絡いただけると幸いです。スーパーや料理店や畑などで。(季節がもしかしたら今じゃないのかもしれないですが)よろしくお願いいたします。
ハヤトウリはこんな感じの野菜です。(左は花背の畑で去年採れたもの。右側の写真は石原さん撮影)
Kaguya Books 『京都SFアンソロジー:ここに浮かぶ景色』に小説「おしゃべりな池」を寄稿しました。京都にかつて存在した巨椋池を題材にしています。
6月2日(金)〜 6月12日(月)の間、Kaguya Books 公式サイト限定で特典付きの先行予約もあります。よろしくお願いします。
『京都SFアンソロジー:ここに浮かぶ景色』
編者:井上彼方
発売:社会評論社
刊行日:2023年8月中旬
価格:1,500円(税込1,650円)
日曜日、徳島日曜市に行った。早朝のバスに乗り、七時前には着いたけれど、すでにたくさん人がいた。消化器の箱を持っている人が中身の消火器も買うか迷ってウロウロしたり、デカすぎるサツマイモがあったり、袋いっぱいのサツマイモの蔓を売っている人がいたり、メダカ売りもたくさんいたし、花の叩き売りをしている人のところには人が集まって活気があった。
一ゼと書いてボウゼと読むお寿司を朝ご飯に買って食べた。徳島ではハレの日に食べるらしいと教えてもらう。ボウゼはそのあとに行った文化の森にある徳島県立博物館の徳島の暮らしコーナーにも説明があった。一ゼは丸ごとの魚で、これはどこから食べるかを迷わせる鯛焼きのようなお寿司だった。
一目惚れした梅干しとか、話し込んでしまったトマト屋さんのトマトとか(トマトは青いトマトの方が美味しいという話題だった)、安かった空豆とか(ここでは急遽牛の調査もさせて貰えた)、おおよそ荷物になることを忘れてつい旅行中には不向きなものを買ってしまった。だけどもっと欲しいものがいっぱいあった。
通っていた展覧会が終わり、土日は久しぶりに展示工房作業がない日となったので、ようやく徳島に木造船zineを作る際に取材させてもらった人に冊子を届けてお礼を言いに行った。
みなさんお変わりなくお元気そうで、いきなり作った冊子を好意的に受け取ってくれてよかった(先生に教えてもらって、やはり先に取材者には許可をもらうべき、ということを学んだので、今後は注意したい)
徳島城博物館では副館長にもお会いできた。藩主蜂須賀家のとっておき話を披露する講演会を丁度していて、徳島の歴史関係の文献でよく名前をお見かけする根津館長の話を聞いた。講演会、満員御礼だった。
そのあと向かったのは、文化の森の徳島県立近代美術館の企画展、常設展。とても良かった。作品の集め方、テーマの境界の捉え方、美術や作品、作家の歴史的背景とその手法など。作品自体がどれもどきどきしてしまうほどよい。常設はもうひとつの企画展みたいなボリューム。この美術館、凄い。
知り合いの作品も展示していたので、この美術館のすごさを伝えたところ、人間像をテーマに作品をコレクションされているとの返事が来た。
翌日も同じく文化の森にある、鳥居龍蔵記念博物館、徳島県立博物館も行くと、この総合施設全体の相互作用が美術館の所蔵のクオリティの高さにつながってるんだろうな、と感じた。
みんぱくの特別展「ラテンアメリカの民衆芸術」に行ったら、展覧会場入口付近にあったたくさんの野菜が乗っているトラックのおもちゃがあり、その野菜の中にハヤトウリを見つけて、とても嬉しかった。さすが南米原産の野菜。
(男の人の後ろの右の緑色のやつがハヤトウリです)
新しいZINEが出来ました!
タイトル:木造船のその後
徳島の阿波水軍の木造船の技術が、明治以降の近代に家具作りに転用されたという話を取材した、三月のある一日の日記を元に構成した記録誌です。
販売方法等は検討中です。
『木造船のその後』
文・写真・造本
野咲タラ
印刷協力:ファクトリーdddd
秘密結社ハヤトウリ調査団所属
文章
印刷物の観察と作成
花脊と野菜
連絡先:n0sakitara@gメール.com
「透明な鳥の歌い方」(VG+)
「おしゃべりな池」(『京都SFアンソロジー:ここに浮かぶ景色』Kaguya Books)
『ハヤトウリzine』『木造船のその後』