フェムケ・ヘレフラーフェン「Corrupted Air|腐敗した空気」
物語の語られ方とその内容、デジタル技術の使われ方(キャプションの使い方含む)と現実、それらの演出がとても良かった。

「同作品は、大災害に投機する金融商品であるカタストロフィ・ボンド*(大災害債/CATボンド)についての調査研究から過去の生態系の大惨事を証言し、すでに絶滅してしまった生物のデジタルモデルの3体が、人間によって引き起こされようとしている「6度目の大絶滅」について議論するという演劇的なインスタレーションです。」
gallery.kcua.ac.jp/archives/20

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デジタル技術の複製、保存について、好意的に捉えるか、または現実の実態を切り取ってしまい、政治問題、社会問題を矮小化させてしまうか。2階の映像作品はそんな問題点を提示している。
または現実とは別の視点を組み込む装置とするか。1階のインスタレーションはそういった試み。

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