Mastodon v3.0は、メジャーバージョンを3にするということで、かなり気合いが入っているように見受けられます。

ここまでで、予定している大小さまざまな変更が完了していますが、まだ小さなブラッシュアップが少しと、大物が残っています。

その最後の大物とはAccountMigrationのUI、すなわち『アカウントの引っ越し機能の有効化』です。
github.com/tootsuite/mastodon/
github.com/tootsuite/mastodon/

UIから指示すると、Moveアクティビティを送って、引っ越しを実行に移します。

引っ越し完了したら、旧アカウントではエクスポートとマイグレーション以外はできなくなります。

引っ越しはFediverse全体で非常に負荷が高いので、30日のクールダウン期間が設定されます。

実は、引っ越し機能の実行に必要なコードは昨年12月の時点でv2.7.0に仕込まれています。サーバのアップデートが進み、v2.7.0以降が普及するまで待っていたというわけです。
github.com/tootsuite/mastodon/

えーと……普及したかな?

フォロー

アカウントマイグレーション(引っ越し機能)は、相手からのフォローを新アカウントに移行できるところがポイントです。

つまり『フォロワーも引っ越し先につれていける』ということです。

ただし、この機能の実現のためには、フォロワーのサーバがMastodon v2.7.0以降である必要があります。それで普及を待っていたわけです。

古いMastodonや、そもそも未対応のPleromaやMisskeyのアカウントからのフォローは移行できません。

対応が広がるといいですね。ざっくり言うと、こんな実装をすればOKです。

マイグレーションが始まると、当事者からMoveアクティビティが飛んできます。
w3.org/TR/activitystreams-voca

Moveを受け取って、originのuriとobjectのuriが一致していたら、originをフォローしている自鯖のアカウントについて、originをアンフォローして、targetをフォローする処理を行います。

つまりこういうことです
github.com/tootsuite/mastodon/

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