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メギド72というお話は、理詰めのお話です。徹頭徹尾、理屈で支配されています。メギド72で起きる出来事、登場する物・人には、必ず理由があります。ゲームのシステムにすら物語上の理屈が付いています。
そして、ままならない世界の在り方に「それでも」と異を唱えるのが、メギド72という物語です。

メギド72の物語世界では、理屈が通れば、物事は動きます。反対に、理屈が通らなければ、何事も叶いません。そこにどんなに切実な感情があろうとも、理屈が通らなければ叶わないのです。
そこに感情がなくても、意に反していようとも、理屈が通れば、物事はその通りに動きます。とても気持ちいいですね!!

お話の中では、ちゃんと理屈の説明があります。理解できるかどうかは別として、ちゃんと、これこれこういう理由でこうなります、という説明があるのです。これこれこうしたいので、こうしようという行動の説明もあります。とても楽しいですね!!

想いや祈り、気持ちといったものは、基本的には無意味です。それで物事は動きません。気持ちで動かせるのは、気持ちだけです。そして、気持ちを動かすのにも、そこには言葉で自分の気持ちを説明し、相手に理由を伝える、理解してもらう手続きがいるのです。想うだけでは、祈るだけでは無意味なのです。

己の願いを叶えるには、世界に理屈を通す必要があるのです。どうすれば、己の願いが叶えられるのか、考えなければならないのです。考えて、行動しなければならないのです。どうすれば、相手に自分の気持ちが分かってもらえるか、相手に分かる言葉で伝えなければならないのです。

考え続けるには、やはり意志というものが、気持ちというものが、必要でしょう。願いを持って考え続けること、それは祈りと称されるものでしょう。

考えて、考え続けて、行動して、何度も試行錯誤して、世界の在り方に「それでも」と抗弁を続け、そして世界に理屈が通れば、絶望は希望に変わるのです。
それがメギド72という物語であり、ゲームだと、わたしは捉えています。

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