@Django37564 瀬尾七重はわたしが子供の時、初めて自分のために買ってもらった作家です。わたしは『魚料理もどうぞ』が一番好きでずっと持っていたのですが不注意からなくしてしまい、十年ほど探し続けて旺文社の著者サイン入りのものを手に入れました。届くまで心配で眠りが浅かったことを思い出します。わたしの『銀の糸編み物店』は中年になって再び出会った瀬尾七重でした。牧村慶子挿絵の講談社文庫版です。我が事のように嬉しくなってしまい突然のリプライをお許しください。
思春期は赤ちゃんの頃はさておき、自分が予防接種を受けること、注射だから痛いこともあること、これから何をするかということを幼児の頃からずっと言い聞かせていたからか、ある程度予測できているらしく、ごく小さい頃から注射で泣き喚いたり暴れ回ったりはしないでいられる。わたしはダメだった。痛いのに痛くないと言われてきたし、動かないように腕をきつく掴まれて逃げることができなかったから、毎回泣いて喚いて逃げ回った。歯医者もそう。わたしは歯科医の指を噛んだこともある。治療中に口を開かないので開口器をはめられたこともあった。母はこれからどのような治療が行われるか事前に言わなかったので毎回裏切られたように思っていた。
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