むくどり🍉fedibird @muku_dori_dou@fedibird.com

オオイヌノフグリとコゴメイヌノフグリ

サンシュユ

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ニリンソウ

ハナニラ

植物園に行った

花桃いろいろ。

ボケとボケのつぼみ

私は勧善懲悪の時代劇もかなり楽しく見てしまう人間で、例えば東映の流麗な殺陣の技術も素晴らしいですし、それがあるからこそ『切腹』の殺陣の荒々しさやそのテーマが当時の人たちにインパクトを与えた、というとこあるんじゃないかな、とか思ったり。ほんとこの辺の娯楽映画の受容のされ方って、どこ調べればいいんだろ……。例えば歌舞伎や落語とか講談文化とかが時代劇に先行していて、「お話をお話として楽しむリテラシー」みたいなのが現在とは違うんじゃないか、と考えていて。問題は娯楽であったものが日本スゴイとか江戸はユートピア的なアレに汚染されてしまうことで。
なんかまとまらなくなってしまったんですが、この年の1月3日に公開された『ひばり・チエミの弥次喜多道中』最近youtubeで無料公開されていて、2人の歌と踊りの溌剌とした魅力ったらなかったです、もう可愛くてせりふ回しも小気味よくて、時代劇がこういうエンタメの技量のすごさを開示する場であったことも忘れずにいたい。

あー仕事途中なのに1962年の日本で公開された映画調べちゃった、日本映画界全体がまだまだ元気だったころ。時代劇だと片岡千恵蔵とか近衛十四郎とかが現役で主演映画が作られていて、有名どころだと『椿三十郎』『瞼の母』、現代劇は私の好みだと『その場所に女ありて』『紅の空』『危いことなら銭になる』あたりが公開された年ですね。
そんで戦争を描いた映画、日本だと『どぶ鼠作戦』『山猫作戦』の2本、アメリカだとドン・シーゲルの『突撃隊』くらいしかない。見落としがあるかもしれないけど、時代劇のが断然多い。
単純に作品数が現在より多いということはある程度は多様であるということで、当時各作品がどのように受容されていたのかはわからないけど『切腹』もその中から出てきた作品である、ということは意識しておきたいな、と思います。

そうだ昨日見返してて思ったんですが、仲代達矢の名演が逆に「武士であること」をプラスの価値観に見せてしまう、というのがあると思うんですよ、なんていうかギリシャ彫刻的な、ある種の普遍的な悲劇性を帯びた表情をするので、それが悲壮美みたいに捉えられてしまうのはわかるな、と。
私も初見時は現代に通じる批判性とか読み取れず、やっぱり映画としての構成の完成度に気を取られていたので。
初見時から20年近くが過ぎており、その間により社会が退行して『切腹』で描かれた貧困や強者が弱者を蹂躙する世界が身近になり、62年当時の「現代」に対する批判が、2024年現在にも通用するようになってしまった、ということだと思います。

仲代達矢、このあとマカロニ・ウェスタンでメキシコ人の悪役やるんでそちらもよろしく！『野獣暁に死す』、アマプラにあったはず！マチェーテ片手に襲ってくるよ！

以下、持ち合わせていない方がいい背景情報を書くと、舞台設定が寛永年間ということなので、徳川家光～家綱の時代で、島原の乱とかの直後。

この時代は外様大名を中心に取り潰しが沢山行われた時代で、江戸などにも浪人が溢れていた。大名家として生き残っている家々も、「自分たちは運良く潰されていないだけだ」という後ろめたさがあり、さらに「玄関先で切腹があった」という程度のことですら取り潰しの材料にされかねない、という事情もあって、金をやって立ち退かせる、というふうになってたのかと思う。

しかし、井伊家は徳川家の譜代、どころか軍事力の中枢の一つであり、どう間違っても潰される恐れはない。そのへんが（もし事実関係が史実に基づくのだとすると）背景の一つかなと思う。

私は西部劇やマカロニウェスタンでライフルを撃った後肩に担ぎ上げる動作がめっちゃ好きなんですが、『群盗』だとカン・ドンウォンがそれをメガネ姿でやってくれるので痺れて倒れるかと思った。なにそれと思ったらアマプラで配信してるから見てほしい。だいたいそういう動作をするのは無精ひげを生やしたタフな男性で無造作さが魅力なんですが、とにかく優美なので私も撃ち抜かれた。
あとガトリングが登場するとこもいいよ、ガトリングが出る映画は大体傑作だよ、工芸品みたいなガトリングをハ・ジョンウが撃ちまくるところは『ワイルドバンチ』のウォーレン・オーツの名場面にも匹敵するぞ、と書いてあれなんですけどガトリングが出てくる映画、『ワイルドバンチ』と『群盗』と『マグニフィセント・セブン』ぐらいしか見てない、どれも傑作だけど！　アカウントの元ネタ『皆殺しのジャンゴ　復讐のガトリングガン』も実は未見なんです……。

　自民党議員が「公安の協力で（共同親権に反対する有識者を）締め出せ」と発言したそう。この議員はずっと「私たちに従わない者は排除する」ということだけを言っていて、支持者はそれを聞いて溜飲を下げているよう。「よく言ってくれた」と。でも、包摂されてることになってる方も別に人権を保障されてるわけじゃないよね。政府の決定が仮に法的に、人道的に間違っていたとしてもイエスと言うことでその輪の内側にいるんだし、その包摂のふるまいに導かれる途上では持病や障碍のある方、高齢者、子ども、女性、外国籍の方、セクシャルマイノリティ、安定した収入や財産のない方等々、あらゆる人を排除対象として指さしてきたわけで、「保障を求めない」ことも包摂の条件なんでしょう。