『グラディエーターII』観た
前作を踏襲しつつ、夢砕け迷走のさなかの帝国に立ち上がる主人公には切ない迷いと不屈が同居しており、意図的か意図せずか現代性があり面白かった。
戦場と戦闘が全部凄くて見たかったのはこれだよ!!と興奮。
デンゼルの演技も役も魅力ありすぎて悪役側の話が欲しいよね?
デンゼルが楽しそうに軽やかに演じてる…良い…。途中、悪のマッコールさんすぎて怖かった。最後(概念化した物理の)マキシマスvsマッコールさんでハラハラした。
デンゼル(とその役の意志)が強い分、ルシアスの心情変遷が駆け足で弱く感じ、やや残念。
血統主義の見せ方をしてないのが良かったが、結局、エリートが改革する形…なのも仕方ないと思うくらい権力内部がやばい。双子皇帝が良くてもう少し見たかった。
前作より市民描写が増えていてよい。社会状況の変化が見える。
ペトロさんの板挟み将軍が期待以上に合っていて良かったけれど、もったいなくない?足りないよ…
戦場も戦闘も大変良かったと書いたが、ヒヒはだめだと思う。違和感強い。あの動物の上に載ってる人の体幹強すぎも違和感。
冒頭の海からの襲撃と模擬海戦は良かったなー。残酷だが、滾る描写。こんなもの見せてもらって、ありがとうリドスコ。
冒頭のアニメも素敵だった。
#映画 #感想