ま……くの物語性の話
・特別だけど恋愛ではない
・特別だから恋愛なんかではない
・こんなに特別なら恋愛でないわけがない
・主に称号等にみられる魔法使い同士の絆は男男カプ厨向けに媚びてるから嫌
・まほ晶の絡みは夢女子向け(男女カプ)だから不要だ
といった意見が比較的(かなり)たやすく散見されるなかで描かれるおはなしだと思うと、だいたいの描写に納得がいく。というか。
(もちろんすべては個々人から発せられる自由な感想で「この物語はこんなふうに受容すべき」とか打ち出すような話では決してないが)
恋愛関係ではないただの信頼関係だなんて、ここには恋愛ではないけど特別な関係があるのに…みたいに言われているのを見た日には目が眩む。
重たければ重たいほど良い、といった風なね。たしかに他者に傾ける気持ちがでかい方が物語は面白いかもしれないですけど。
それだけではないよね、こういう角度でも見られて……と、断絶させるのではなく橋渡しとなるかのような語りが物語の作劇のなかに存在するときほど、私は上記の感想群を思ってしまう。すべきことでも何でもないから、まあこんなこと書く必要もないけども。私が(勝手に)もどかしかったり歯がゆいのってそういうところだな…と思う。