イスラエルという国については、そういう国だとこれまでも思っていたが、ドイツに関しては、見誤っていたなあ、とつくづく思う。

ドイツは、ユダヤ人に寄り添うと言いながら、実はユダヤ人がヨーロッパから出て行って、イスラエルという国にいてくれた方が都合がいいということなのではないか。だから、自分たちが行ったホロコーストに対する贖罪の気持ちがあるのは本当だろうけれど、それを大義名分にしてイスラエルを支援することが、ドイツにとっても結果的に都合が良い。
別にパレスチナの人々には何の恨みもないけれど、パレスチナの人々が代わりにユダヤ人を引き受けてくれると助かる、みたいなことなのではないか?

ユダヤ人がヨーロッパで差別されることなく生きていけたなら、ユダヤ人は、パレスチナにイスラエルという国を作らず、ずっとヨーロッパに住み続けたかもしれない。自分たちのホロコーストが巡り巡ってパレスチナの人々を苦しめているという自覚はあるのだろうか。

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石田勇治の『ヒトラーとナチ・ドイツ』を読んでいて、パウル・ド・ラガルドがポーランド、ロシア、オーストリア、ルーマニアのユダヤ人をマダガスカル島へ移住させる可能性を示唆していた、という個所に来て、ああそうか、と思った。

ユダヤ人をヨーロッパから追放できれば、ホロコーストは必要なかったのでしょう。ユダヤ人がイスラエルに行ってくれたことは、ヨーロッパ人にとっては願ったりかなったりなんだから、「イスラエルの安全を守ること」が「ドイツの国是」なのは、当たり前よね。ホロコーストを深く反省もしているだろうけれど、自分たちにとっても都合がいいんでしょう。

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