今起こってることは多分、いろいろな知識浸透のタイムラグが悪い方に最大化された結果なんだろうと思う。仮説。
例えば「既得権益」なんて言葉は30年くらい前の流行り言葉だ。一部の人にとってはことはそう単純じゃ無かったなという過去の言葉でしかない。だけどおそらく6〜7割くらいの人にとっては、ままならない現状を鮮やかに切り取る新しい概念なんだと思う。そういうことが薄く広く重なり合った結果の今がある。
その後押しをしてるのがネットでの情報伝播の速度だったりエコーチェンバーの密度だ。まちまちな時期に発生した、結果として間違っていた知識、3割の人たちにとってはとっくに否定されたことが、7割の人にとっての新しいこととして同時に現代に到来する。
これであれば歴史も習俗も経済力も違う世界中の地域で同時多発的に同じ結果が繰り返される理由として説明できるんじゃないか。
これはもう、いずれは良い方に収束するとは言えない。文明の体を成していない。歴史の終わりは絶賛進行中だ。