(6/n)
しかしそれはそれとして、先の引用は「我々には『知』と表される全人類に共通のコンセプトが存在する」ということを揺るぎない前提としているように思える。
そういうある種のトリップはあるけど、論理の前提とできる事実だとは私は思えないのだよな…
もはや既に解体した幻想だとどうしても思ってしまう。
西欧近代音楽のコード体系や象徴が、他の文化圏の音楽には全く関係無いものであり、適用されるべきではないというこの本の立ち位置を延長させるなら、筆者の言う「本来の野生」を持つかつての人々と、「本来の野生」は失ってしまったいま現在の人々も、互いに異なる文化圏を持つ者同士であり、(西欧文化を他に適用できないのと同じように) かつての文化を現代に適用できないと言えるのではないだろうか。
(5/n) とりあえず結論を最後まで読んだ。
「われわれはふたたび本来の道をあゆむべきである。その道に復帰するとき、パプアのひとびとやオーストラリア・アボリジニー、あるいはアメリア・インディアンたちのトーテム的音楽が、なんと新鮮にきこえることであろう。それはまた、近代的自我やその主観性の体系の拘束から、われわれの心身が完全に解き放たれるときであり、そのときはじめてわれわれは、地球上のすべての存在がわれわれの《親類縁者》であることを実感するにちがいない。」(p.302)
最終的な結論はそこなの…?というのが正直な印象。
西欧近代音楽が他の音楽に対する規範だとか至高の到達点として語られすぎている現状 (少なくともこの本が出版された1980年代) を打破するというのが、この本のモチベーションだというのはあとがきで語られていたし、西欧近代音楽に紐づいている理性中心主義や合理主義を批判するのはわかる。(続く)
IELTS全テスト終わりました
https://takeielts.britishcouncil.org/take-ielts/book/ielts-online/requirements
このページを見る限りSpeakingでなくても外部スピーカーと外部マイクでいいと思っていたんだけど、テスト前の部屋チェックで外してねと言われた。
マイク外したら内蔵マイクに切り替わらず音入力無いままテスト完了してしまったけど、良かったんだろうか…
もしテストスタッフさんがそのことを説明していたんだとしたら… (あまり聞き取れないのをそのままにしてしまっていた)
シビアな戦いをしなくても美しいオープンワールドを楽しめるゲーム無いかな…こんなこと言っている私はティアキンの戦闘さえ面倒すぎて途中でやめた人なんですが…
東京藝大のAIプロジェクトに対する文句
後藤英の率いる『AIベートーベン』、この記事しか読んでいないけど、何なのこれという印象しかない…
「ベートーベンが現代に蘇り、日本の女性に恋したら?をコンセプトにAIにベートーベン風の曲を作曲させるのではなく、現代にベートーベン本人を蘇らせて彼自身に作曲させる試み。」などとあるんだけど、「日本の女性に恋したら」の発想が前時代的というか、言ってしまえば気持ちが悪い。「ベートーベン本人を蘇らせて」のくだりはもうただの嘘。なぜこれをわざわざ言い換えているのかもよくわからない。
https://exp.ceatec.com/related/ceatecnews2023_vol7/
アナログとデジタル合わせて、かれこれ8年ほど日記を続けている。日記のメリットと目的は、自分の調子のリズムがわかること、小さい実績を可視化できること、自分の思考をクリアに言語化する能力が上がっていくことだと思う。
その日にやったこと、良かったこと、心配ごとをだいたい書くようにしているが、続けるために重要なのは「ただの記録」であると意識することかもしれない。ついさっき日記のメリットと目的と言ったが、実際に日記を書いているときにはそれが将来何の役に立つかなんて全く考えていない。
何かを良かったと思えるほどポジティブな感情をその日に持てなかったとしても、その事自体は調子の波の一貫に過ぎない。良かったことを書けなかった日が続いていても、それは何も悪いことではないということ。ただ良いことも心配なことも、その時その時で「あ、あった」と拾い集めるような感覚で書く。
#特に着地点のない雑感 #fedibird
「作品の軸を、『作者が伝えたいテーマ』にするべきではない」ということを論じている人は少なくないと思うのだけど、それでもおそらく一般的には「その作品のテーマは何か」や「作者はその作品を通じて何を伝えたかったのか」という問いがどうしても前提にあるのは、人間の心理的に抗えない何かがあるんだろうか。
美学の領域の勉強が全然足りないから、そこを掘り下げるべきかな…
社会人大学院生: サウンドプログラマ/フロントエンドエンジニア/大学非常勤講師として働く傍ら、インタラクティブアートやサウンドアートについて研究中。作品制作も細々と。