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沖縄慰霊の日に紹介されていた護郷隊の本を図書館で借りて読んでるはずなんだけど、読んでも読んでも終わらん…
見て経験した人が生きてる間は「なかった」なんて誤った説が俎上に上ること自体なかったはずなのに…という話を聞いたばかりで、15,6の少年兵だった人が8090になっている中で、ひとりひとりの語りをよくまとめてくれたなと思いながら読んでる

「証言 沖縄スパイ戦史」を読んでいた 

生々しい当時の心情や出来事についての語りがしんどく(でもそれも何十年も経ってやっと話せる範囲であって、まだ墓まで持っていく内容もあるだろうし、様々な事情で話せない人たちも多くいらっしゃることも折に触れて書かれている)、時間がかかってしまった。かいつまんで読むなら一章と四章の貴重な語りの章、マニュアルに触れながら俯瞰して見る六章かなと思うけど…全然かいつまめていません…
印象的だったのは、482ページからの中本米子さんの四つ目の危機のくだりの落胆と、それを話せるようになるまでのご本人の心情を思うと…。でもすべての方がご自身の痛みと、話すことで今生きている周囲の人や加害者の子孫の方を傷つけることへの葛藤をもって話してくれていて全部読みましょうの気持ち
戦前からの教育から戦時中の心情、疑心暗鬼になって起こったこと、戦争を経てブラッシュアップされ続けたマニュアルに則って行われたことであることなど、読めて良かったです。おすすめありがとうございました

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