『「フクシマ」論 原子力ムラなぜ生まれたのか 』開沼(かいぬま)博 青土社

序章と第二章まで読み終わった。第一章はひとまず飛ばしています。最後まで読んだらまた戻ってくるとは思うけど……。

『「フクシマ」論 原子力ムラなぜ生まれたのか 』開沼(かいぬま)博 青土社

四章まで読了。四章の「原子力ムラの成立の時期についての住民の口述資料」の数々を読んでいると、真実、原子力は「明るい未来のエネルギー」だったんだなと思うし、その「明るい未来」というのは、『ムラにとっての』という意味合いがものすごく大きかったんだなとわかる。そしてそれが『誇り』でもあったんだなと。そうだよな、そうなるよな。ため息ばかりでてしまう……。

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『「フクシマ」論 原子力ムラはなぜ生まれたのか 』開沼(かいぬま)博 青土社

読了。様々なものが二元論に集約されがちであるからこそ、この「答えのない」感じを抱える必要をすごく感じる。そう、この本を読んでも「答え」はないんですよね。自分の目指す方向というか、今後原発が衰退してほしいのか継続して活きてほしいのか、という、ざっくりでも何かしらの「理想」的なものを持ちつつ、その「答えのない」感じも持ち続けるというのは結構難しい。下手をすると括弧づきの「中立」になってしまうし。それでもやっぱり、その二極に振れる形以外での関心の寄せ方(という表現もかなり他人事感がある気がするけど……)をする努力を続けないといけないと思う。

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