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Wikipedia(英語)に原著刊行後の騒ぎがまとまってた。

en.m.wikipedia.org/wiki/Irreve

(憶測の域を出ませんが)同社・他社の過去例に照らしてありそうなのは、、、

■事故った(無思想)
・「かなりの話題書だしちゃんと取材してるようだから」とうっかり翻訳権を買っちゃった
・社内でもなんかよく知らないうちに出ちゃった

■問題作(無思想)
・不安商法で売れると見込んで攻めた
・日本のLGBTコミュニティの非難なら米国同様に乗り切れるだろうと踏んだ
・翻訳部門の台所事情でやむにやまれず

■わざと(思想)
・社内に関連思想の持ち主がいる(経営層か現場か)
・内容の説得力がすごい(まるで事情を知らないと感化される程度には)
・賛否はさておき海外事情を知らせたい(反捕鯨映画の上映会みたいに)

といったところか。

原題や邦題、内容紹介からは「物議を醸すぞ」という姿勢を感じるけど、著者の次回作「Bad therapy」も児童の精神障害を扱いながら、従来の治療法に疑問を呈するといったお話のよう。現代型の近藤誠ですね。

知りたいのは、KADOKAWAの広告諸規定でいう「非科学的、迷信に類するもので、読者・ユーザーに不安や不利益を与えるおそれがあるもの」に当たるのどうか…。

スキャンダラスでセンセーショナルなジャーナリズムがアテンションを集めがちだけど、週刊誌の文体の醍醐味は、鋭い視線と際どい言葉で巧みなリスク管理をしながら、使い捨てのバーチャルな空間をささっと作って流布していくという、日常的な営みのほうにこそあるなと思った

「いまを生きるオタクたちの熱量を肌身で感じたい人」というフレージングめっちゃ上手いなぁ。褒め言葉にも悪口にも突き放しにも読める。
friday.kodansha.co.jp/article/

市場によく出回るような「珍しい食材」は「お取り寄せ」でどうにかなる。今どきの「外食ならでは」の感じを出すには、

・ぴったりな鮮度/熟成度
・すごく強火で炒めた
・ずいぶん長いこと煮込んだ
・しっかりと温度管理された
・さまざまな具材を少しずつまとめて
・…etc.

といった技術・設備に手間をかけられることと重なりそう。

系列店を増やして規模の経済を効かせるわけでも、美食家向けに贅を尽くすのでもなく、「じぶんには、毎日は作れないな」と感じるくらいにほどよく労力をかけてある、再現性の高い定番メニュー……。

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いつしか「外食ならでは」を求めているじぶんがいる

機会があれば同世代のキャラクタービジネスパーソンに相談したいな(忘年会シーズン的発言)

新人育成やベテランの恩給にかかる費用を組み入れたうえで、ちょっと冷たい言い方になるけど、「アイドル1人あたりの時間単価、原価率、償却期間」を算出すると、どれくらいが日本経済における相場になるんだろう。

(大手VTuber事務所やYoutuberマネジメント会社の決算資料をみれば推定できるけど、邦画のわき役や再現ドラマのアクター派遣が主たる収益源の小規模事務所まで含めると、という話)

個人事業主を中心的な担い手とした実力主義・歩合制・短期集中型の収益モデルは、工場労働のメタファーで作られた労働法制との噛み合わせがいまいちであり、ゆえに人権問題のリスクを興行主が経営的にコントロールしづらい状態に陥りやすいとは言えるんだろうけど、しっかり稼げている法人のなかには収益構成が物販・催事が主軸であるところも珍しくないし。

問いを書き換えるなら、現代のIP産業におけるアイドルコスト(象徴資本コスト、又は単にブランド維持費、のれん代)は如何ほどのものなのかしら、と。

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「認定フェアトレード芸能事務所」というアイデア(机上論で終わりそうだけど)

kasaikouhei さんがブースト

お知らせです〜

「原稿料」をテーマにしたウェブメディア「作家の手帖」、サイトをリニューアルしました!!!🦾🌸💫

2021年に「準備1号」を発表後、なかなか忙しかったり疲れたりで活動できていなかったのですが、ようやく再始動です。

改めて企画の概要や狙いについて、トップページに対談テキストを掲載しています。

「準備2号」の活動も開始します〜〜
購読予約も受付はじめております〜〜

「準備1号」では、以下のようなプロセスで制作し、その過程もすべて公開していました。

・執筆者とスタッフを公募
・業務委託共通規約と業務委託仕様書をもとに執筆・制作を依頼
・着手金のお支払い

■作家の手帖ウェブサイト
genkoryo.com/

■2021年に弁護士ドットコムさんに取材いただいた記事
「原稿料も契約書も制作過程も公開、ライターのトラブルなくしたい『作家の手帖』の挑戦」
bengo4.com/c_18/n_13068/

こんなこと言ってると、「祭祀と興行のはっきりした分離は近代以降に起きた歴史の浅いできごとであって、学芸と信仰が分かちがたい権威の構造を持っていた時代のほうが長いではないか」などと怒られそう[誰に?]。

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新宗教の老齢化とショービジネスの暴徒化は、1980年代あたりを境にしたコインの表裏なのかもしれない(きっと90年代頃から幾度となく変奏されてきたであろう印象論)

透明書店が(資本関係のことは諸論あるにせよ)書籍だけでは黒字化に遠くて追加借入をしていることとか、内沼晋太郎さんが「事業の一角であれ副業であれ街角に書店をどう残すか」という姿勢で活動していることとかを考えに入れると、書店勤務経験者としては「事務コストや税負担の分だけ直取引の掛け率を上げたい」という提案には「そうだなぁ」と思うほかなかった。

論文購読&掲載料で「もうけすぎ?」 あの学術出版社を直撃した - 毎日新聞
mainichi.jp/articles/20231113/

あったか〜いブラックコーヒーの季節ですね

そして、5年前に発売され、しばらく版元品切となっていた『私的なものへの配慮No.3』がPDF版で読めるようになりました。一部地域の特定範囲で信じがたい驚きを呼んだ伝説(?)の1冊です。はじめての方は、新作と合わせてお読みいただくとより楽しめます。

生成AIを用いたマルチモーダルな情報処理や、パーソナルデータ流通の法哲学などの諸問題を(幸か不幸か)先取りしてしまったのかもしれないという内容です。

当時の謎の紹介文:

「あなたと彼女のことを想う恋人たちによって、562の註釈が施された4万字ほどの文章です。取り扱われる主題にはゲームの規則、書物の歴史、識字率、眼を動かすこと、疲れと悲しみ、出版物流市場、テキストの品質評価、彼の死と私の贖罪、自然言語処理、モノのインターネット、ターゲティング広告、楽しい嘘のつき方、EU一般データ保護規則、その他の私的なものへの配慮が含まれます。生活スタイルの反省と先端トレンドの理解に役立ち、衝撃の面白さに感動すると好評です。」

inunosenakaza.stores.jp/items/

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