いぬのせなか座から笠井康平の新作『10日間で作文を上手にする方法Day1-Day6』が刊行されます。
「文章術」や「読み書き能力」についての著作です。2018年ごろから書き始め、ようやくひとつの峠を越えたところで小さい本にまとめることになりました。休載しがちな連載コミックスの第1巻みたいなものだと思っていただけたら。
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目次
1「生きるために書く」ブラックライティングの文章術
2だれが「情報リテラシー」の警鐘を鳴らすのか
3老いゆく大人の読み書き能力指標
4ウェブが増やした「書き手」のすそ野
5死ぬまで「私」を鍛える理由は?
6みんなが本当に読みたい真実の「文章術」
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A5・50ページ(約34000字)。編集は山本浩貴さん、デザインは山本浩貴+hのふたり、イラストはおりがみたろうさんです。
文学フリマ東京37(11月11日(土)@東京流通センター第2展示場)(て-13, 14)でお買い求めいただけます。
#文学フリマ東京
出展準備のためのメモ
出展者数2,000に対して来場者数2万人くらいまで増えれば、出展料や入場料が高い/低いという不満は目立たなくなりそう。いまの比率(出展:来場=1:4)のままだと、一定数の人気サークルに愛想を尽かされたら拡大路線が危うくなる。(おそらく経営安定のための)入場料制はなかなかのギャンブルですね。会場全体を「お金を払ってでも行きたい見世物」にデザインできるかが問われる…。
文学フリマの皮算用(シビアな話に聴こえるかも)
本体価格の10%を販売費とみて、出展1日の諸経費(出展料、人件費、交通費…etc.)をその日に費用回収しようとすると、20万円分くらいは売らないと…という試算になる。よほどの人気サークルでもなかなか厳しいハードルかなと思う。2,000円の本を7時間で100部売ることになるし。
そんなに無理せず、著者・編集者はボランティアでよくて、実費(印刷費とか出展料とか)だけでもペイすればいいやと考えると、10万円くらいで費用回収できる。このラインなら一定数のサークルにとって現実味がありそう。出展者全体の数%くらいしか到達できないかもしれないけど。
もっと気軽に、出展料とランチ代くらい稼げれば十分で、あとは会場で旧友交歓しよう、通販もあるし、くらいに考えるなら、数万円くらいの予算でも黒字化はできそう。ホチキス本を数十部ほど頒布するような規模感で。
他サークルの新刊を買いたいし、支出は数千円に抑えたいかなぁと思うなら、ボランティアで売り子をしたり、来場客としてのみ参加するほうが楽しい体験になりそう。
――と考えていくと、ここしばらくは「いかに無理をしないか」が大切なのかもしれないですね。下手に商機を見込むと空振りしそう。それもまた、やがて楽しい思い出ですが。
モンキー・D・ルフィ氏が目指すところの「海賊王」に個人主義的無政府主義との類似を読みとるかどうかについて語ってくれる考察動画はまだ日本にないみたいだった
口あけぬひつじ死んでいる