現代思想2023.2投資の時代特集の木澤論考「イーロン・マスク、ピーター・ティール、ジョーダン・ピーターソン──「社会正義」に対する逆張りの系譜」よんだ。
アメリカのリバタリアン右派/ニーチェ右派の系譜と素描として悪くないもので(日本だとこの尖兵をやってるのが山形浩生や橘玲など)、私はもうちょい踏み込んでほしかったが、ともあれ、基礎認識として広く読まれてほしい。
結構これ、言ってはいかんことをシラッと言うよな。さすが公務で息子にネクタイ買いに行かせるだけのことはある。
「予算の受益者について「防衛費と違って全ての国民ではない」と強調。国民が幅広く負担する税以外も視野に財源を確保する考えを示した。
子育て財源、地方負担検討 首相、社会保険支出も視野:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/DA3S15542390.html #
ポリタスTV(要約)のゲストの方の強烈なまとめ
「総理は2022年5月にアメリカに約束した安保政策について野党に質問されても今はまだ回答できないと答えず、しかし12月に安保三文書を閣議決定し、先日バイデンに成果を報告に行った」
「野党が弱いとかそういうレベルではなく、ただ無視している。国会も国民も無視していてただの権威主義国家に進んでるのでは」
「今の政府は外国の傀儡政権と考えるとわかりやすい。既得権益を持つ人たちは国民が何を言おうがアメリカと繋がってると安泰、それで大事なことをアメリカと議論して決めてるのではないかと思うくらいひどい」
(しかしアメリカの傀儡ならせめて女性の人権をアメリカ並みにしてほしい)
「日本学術会議と学問の自由」
前にも書きましたが、日本学術会議はWWII以後「滝川事件」、「天皇機関説事件」などの、学問に対する弾圧の反省として、憲法に「言論の自由」とは独立して、わざわざ23条で「学問の自由」を明記し、その「学問の自由」を制度的に保証するものとしてつくられたものです。
ところが安保法制の際の「報復」=「みせしめ」として、「任命拒否」問題が起こり、岸田政権になっても、この「政治的」報復を撤回するどころか、学術会議の構成そのものに政府が介入できる「法改正」を表明。
これは直接的には大学を軍事開発に動員する、という目的がある。
以前にも書いたが、学術会議全体としては、今のところ「軍事開発」に協力することは「望ましくない」という立場。
しかし、工学系を中心に「デュアル・ユース」の名の下に軍事開発に関与して巨額の研究費を獲得したい部分もすでに存在している。
来るべき法改正は、学術会議が軍事研究への協力への「障害」とならないよう、「介入」できるように設定するつもりだろう。
しかし、同時に、憲法23条に基づいた「学問の自由」は骨抜きにされることになる。
従って学術会議問題は、たんに研究者に関わるだけでなく、日本国憲法体制への全面的な攻撃の重要な一環をなしている。
今まで、1980年代以来「首都圏高学歴エリート」が「ポストモダニズム」と結合しながら急激に保守化したことを数回に渡って投稿してきました。
この階層は、大学卒業後、官僚、医者、学者、そしてマスコミ・出版社などの文化産業の供給源となります。
このグループが右傾化すると、広告代理店、TV、新聞の政治面など直接権力から繋がりがある部分以外でも、メディア言説は、極端に「批判力」を失います。
例えば、朝日新聞の迷走ぶりなどはその象徴です。特に文化面。
はっきり言って現在の朝日にはほとんどニュースがありません。国際面はスポーツ+芸能面の4分の1程度です。
そして経済面はまったく日経の追随にしか過ぎず、見識というもがない。
これでは、個別の「ひずみ」が社会面や家庭面で、その都度報道されたとしても構造的な新自由主義批判という解読格子は浮上しようもありません。
実際、現在の日本社会は、一般市民よりも遥かにメディアが右傾化しています。
これも繰り返し書きましたが、自民党の総得票数は減少し続けており、高卒の人の政権支持率は極端に低いのです。
これは1970年代までと全く逆の構図です。これは首都圏高学歴層が戦後、数世代にわたって階層的に再生産され、多様性が失われてきたこととも関係はあるでしょう。
さて、首都圏高学歴層の「右傾化」と書きましたが、彼らの多数派は、たとえば三浦瑠璃や成田悠輔のような確信犯の「極右」ではありません。
ただし、エリートとして「陽の当たる場所」を歩いてきたキャリアから、政治的に少数派になることを身体的に拒否してしまう。
特に人文系の人達の多くはそうです。彼らは決して日本会議的な極右を好んではいません。
しかし、言葉としての「左翼」(実態や歴史については何も知ら
ない)は身体が拒否してしまう。
それを「集団同調圧力に敏感」とパラフレーズすれば、特に一般人と違いはない。
私個人の経験では、首都圏の国立・私立の東大進学人文系の
人たちは学部の時が最も「まとも」場合によっては「左翼の振り」もできます。
ただ、大学院修士・博士、そして研究職とキャリアを重ねていくにつれて「保守化」します。
このパターン、近代日本の高学歴者のライフ・サイクルと同じとい面はあります。
ただし、1980年代以降の現在に至るまでの知識人エリートの特徴は、趣味判断と結びついた「美学的」冷笑主義者、というところでしょうか?
単純な例として私が個人的に知っている例を挙げます。(勿論、個人名は伏せます)
私の専門は人文系と社会科学系の接点にあたります。
以下、参考になれば…
●万一の感染に備えて…
・発熱外来開設病院の把握(かかりつけ医としている患者のみ対応の病院も有)
・陽性の場合の手続きや連絡先等を把握(自治体のサイト等で確認)
・療養中の助っ人を事前に決めておく
・食糧などをある程度準備しておく
など…
…事前に調べてはいましたがそれでも感染後だと精神的肉体的にキツく非常に疲れます。
●療養中あるといい物
・飲料水(アクエリアス等)
・レトルトのお粥(何種類かあると飽きない)
・レンチン可能な具沢山スープ等(楽なのでレンジ利用が吉)
・冷凍のうどん等(乾麺を茹でるのは面倒)
・お湯を注ぐだけのカップパスタ等
・ゼリー飲料
・野菜ジュース、フルーツジュース(喉に優しい酸味の無い物)
・のど飴沢山(メントール系より蜂蜜など甘いものがおすすめ)
・アルコール消毒液、スプレー、ウエットティッシュ
・柔らかいティッシュ
・葛根湯(療養中飲んでました)
・亜鉛サプリ(味覚を取り戻すため。ほぼ気休め)
など…
あくまでも私の自宅療養体験によるものです。参考になれば良いですが参考にする事態になりません様、皆様もお気をつけ下さい。
「大日本帝国に逆戻り」、うーん。
肌感覚としては、1990年代にちょっと良くなっただけで、戦後日本も基本的にはずーっと大日本帝国路線を続けてた感じなんで、ちょっと違和感が。
「ナチスになる」「ロシアになる」「中国になる」「北朝鮮になる」という世迷言が論外なのは大前提として、如何にも「戦後日本に生きてきた私たちは無謬なのです」みたいな自己認識にはほとほと呆れてしまうというか。
【告知】
私がnoteで執筆しましたマストドン関係の記事が3つほど、工学社さんから出版されたアンソロジー本に掲載されて発売されました。Amazonでは在庫切れになっているようですので、大きめの書店に足を運んで探してみてください。内容自体は文体を変えただけで同じものです。
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RT @prolegomena1783@twitter.com
アナーキズムを実践して生活する人を「パラサイト」と小馬鹿にしたイェール大学助教授(助教?)の成田悠輔さん。明治大学教授の田中ひかるさんから反論されて完全に沈黙しました。
(2022年5月頃だったかな)
🐦🔗: https://twitter.com/prolegomena1783/status/1615319714716332033
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