ゾンビはゆっくりとしかし確実に迫ってくる死の表象なのだから、せかせか走ってきちゃ駄目なの。若くて元気なうちはそこまで脅威でもないけど、ふとくたびれてしまったとき、ああもう逃げられないんだな、と気がつく瞬間がいいんだから。

走るゾンビが流行るというのは、それだけ「だらっと続く日常」が失効し、毎日の生存のシビアさが生活感覚に根付いてしまっているということでもあるのかもしれないけれど。

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どれだけ元気いっぱいな人でも不意に死んだりするからショッキングなのであって、だからこそダラダラ歩くゾンビ映画におけるジャンプスケアは例外的にきらりと輝く。走ってちゃ驚かされてもただうざいだけでしょ。

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