イニシェリン島のネタばれ
イニシェリン島、知的ヒエラルキーみたいな話をよく見るけど、シボーヌとパードリックとドミニクでご飯を食べるシーンでドミニクがフランス語の単語を喋って二人共知らなくて驚くみたいなシーンはそのヒエラルキーの正当性に対しての疑義ですよな(下に見ている事の恥ずかしさを伴いつつ)。
モーツァルトがいつの人かっていうのをシボーヌは知っているけどコルムは間違っていて、でもモーツァルトを評価して価値を見出せているのはコルムな訳で、どちらがより知的であるかはどっちなのかとか。
でも、コルムがモーツァルトを持ち出してモーツァルトがいつの時代の人間か知らないっていうのは、コルムがパードリックに対しての当てつけでモーツァルトを持ち出して言っているみたいとも思うんだよな。もうね全然わからん。
あと死神婆さんがドミニクが持っていた鈎付きの棒を持っていて「犯人は、お前だ!」みたいな気持ちになったけど何もなかったですね…。
愛鳥ちゃんがコルムの指食って死んだらやっぱ私も家を燃やしに行くかなぁ…どうだろう…
今年も全然映画館行けなかった中で例年よりドキュメンタリーを多く観た年だった そういうタイミングなんだろうな〜 たぶん映画体験としてならNOPE🚩がベストなんだけど(いつもならそうしてた)、今年は順番をつける必要ないかなと思うくらいには入れた三本のドキュメンタリーが強かった 来年はなるべく細かいところまで拾っていきたいし(ようやく)しっかり邦画も観る年にしたいね
@taiyo 私はGrand Jury(大陪審員)を五週間務めましたが、米国の司法の問題の大きさを痛感しました。(Grand Juryは被告を起訴するだけの理由があるか、を判定するところ。裁判で有罪否かの判定に関わる陪審員とは異なります。)うちのカウンティーでは機能しているとは言えない状況。法律の内容を理解できない人、元警官で黒人の人に対して強い反感を持つ人、自営業で早く票決を済ませて、帰りたい人などがいて、議論がなく、検察の言う通りに投票する人ばかりでした。しかも薬物や武器についての「所有」という概念が非常に曖昧で、起訴段階では、大陪審員の主観で決まります。ここでも元警官なんかが声を上げて、なんでも所有ってことにします。NY州法では同じ罪を犯しても前科があるともっと重い罪状が課せられるし、そもそも、同じ罪について、刑法状の罰則のレベルが違うだけの同じ罪状を積み上げる方式。このようにする目的は、司法取引へのインセンティブを高め、弁護士を雇って戦えない人たちが、レベルの低い罪状を認めて、法廷まで行かないようにする為。無実を争い難くする仕組みです。どうして貧しい地区に育ったアフリカ系米国人が刑務所にぶち込まれて行くのかが良くわかりました。
左右不定