昔あるナマモノ同人誌のあとがきで作者の方が「ナマモノって難しいし面白いですね、全部嘘なので」と書いてて、確かになぁと印象に残ったんだけど、ナマモノじゃなくとも二次創作は「嘘への許容」みたいなものとの同居だよなと思う
二次創作の楽しみって、私は、原作じゃないことを楽しむものでもある
でもいや全然原作尊重してないやん!というモヤモヤを抱くこともしばしばある

そんで「原作をどの程度尊重してるように見えるか(どの程度準拠しているか)」というのと、現実にいる存在をねじ曲げたり不可視化してないか、というのはまたそれぞれあるのでさらに難しい

何でもかんでも恋愛セックスにしすぎ!というのと、恋愛セックスの権威性みたいなものを引きずり下ろしてこうぜ!というのと、両輪でやるべきなんでしょうね
ただ二次創作は基本アマチュアの創作者が多いので、既存の規範や型に大いに影響されるものだから、個別の「嘘」の方から取り掛かるべきなのかな……という逡巡もある

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マジで「きみ誰やねん」「どういうつもりで描いてる?」というところが一番大事だけど、アマチュアの手弁当でやってる人たちにそんなこと個別に誰も問うたりしたくねぇ~~だろうし、実践したら本来の意味で命の保証はないだろう デリケートな部分すぎて

だから私は創作はまぁ創作……と受け止め、それとは別におしゃべりの中で誤解や偏見があればちがうよ、と言うし、あとはみんながいる空間の中で天井の隅とか見ながら「◯◯って、△△なんだよなぁ!」とか「◯◯って、□□とは限らないんだよなぁ!」とデカめの独り言いうかな
(出版社とか編集部とか編集担当とか作者本人以外が大きく関わる商業作品についてはまだスタンスは異なる)

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