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階段や丘や高台がだいすきでのぼらずにはいられないが、高いところはこわい。飛行機もだいきらい。これは134段。

Call Zine vol.9に超短編を寄稿しました。作品名「ペニーローヤルティー」です。
コンビニで印刷すると読めます! 

わたしは日本にいなくてこの楽しいガチャポンみたいなZineが読めないので、可能な方はぜひコンビニで印刷してみてください。

1週間後にはCall Zineインスタグラムのページでも読むことができるようになります。
どうぞよろしくお願いします。

吉田育未「ペニーロイヤルティー」
セブンイレブン印刷用番号: 44588620
ファミリーマート/ローソン/ポプラ用ユーザー番号:239TY8FFCR

1回20円(白黒/A4) 3月5日23:59まで

または1週間後に

instagram.com/p/CpIT5v7Bhj5/?i

カナダに引っ越してから、また詩を読むようになった。日本生活の最後の一年はほとんど詩が読めなかった。わたしはやっぱり詩が好きです。

“One way to open a body to the stars, with a knife.
One way to love a sister, help her bleed light.”

--Blood-Light by Natalie Diaz (Postcolonial Love Poem)

【新訳書情報】

『聖なる証』

著:エマ・ドナヒュー
訳:吉田育未

発売日:4月20日(木)頃より順次
マグノリアブックス/文庫
価格:1,320円

ISBN:9784775530139
出版社:オークラ出版

クリスチャン・レイオ監督、フローレンス・ピュー主演『聖なる証』の原作小説です。

本作は1859年アイルランドの中央部(ミッドランズ)の村が舞台。ナイチンゲールに鍛えられた看護師のリブが、4ヶ月間断食を続けても健やかに生きている「奇跡の少女」アナと出会います。科学しか信じないリブと、神を信じるアナ。二人の出会いがさまざまな秘密を暴いていく……。ステファン・キングが絶賛した心理スリラー。少女はほんとうに奇跡の存在なのか……?

どうぞよろしくお願いいたします。

写真は原書The Wonderの書影です。スプーンの秘密は本編でぜひ!!

Ducks—Two Years in the Oil Sands
By Kate Beaton
グラフィックノベル。430ページ。

「孤独と労働、生き抜くことについての美しい作品だ。階級やジェンダーが複雑に絡み合う地形をケイト・ビートンの深い思索とともに進む。喪失と尊厳にページが震える」ーーカルメン・マチャド

drawnandquarterly.com/books/du

最後の1コマの破壊力がすごい。嗚咽が止まらない。

学資ローンを返すためにカナダカルガリー州フォートマクマリーのオイルサンド採掘場に「出稼ぎ」にいく著者ケイトが主人公の自伝。彼女の2年間を淡々と描く。

男性労働者が圧倒数の現場で働くなかで、女性差別をうけるケイト。常習化しているハラスメントに失望の日々を送る。徐々にタールサンド産業自体の搾取構造に気づき自分もその一部だと認識するが、抜け出せない。

利益を追求するあまり人間がないがしろにされる職場で、追い詰められていく人々。すごいディストピアでこれが本当に現代カナダで起こっているのだと衝撃を受けた。

タールサンドはファーストネーションの土地で採掘が行われている。そちらの視点からしか捉えていなかったけれど、実際になかで働いた人の、しかも女性の証言としてもこの作品はすごく意義があるのではないか。

雪が降ったから川が白くなった。きょうはマイナス10度。でもあまり寒く感じない。乾燥しているからかな。

とても面白い本だったからこのエディションほしい。

ジュリア・アームフィールド『Our Wives Under the Sea』は潜水艦がどんどん沈んでいく深海ボディホラー。レズビアンロマンスと合わさってめちゃ良かった。
アームフィールドさんはこれが長編デビューだけど、けっこう短編もオンラインで発表している。
ほんとうは翻訳同人誌で紹介の予定だったんだけど、わたしはやめたしな。他の道を探ってみようかな……

週末に届く新聞の書籍紹介欄。気になった作品を調べてメモする。

今回いちばん読みたいなと思ったのはトマス・ウォートンの『The Book of Rain』。

cbc.ca/amp/1.6736651

問題は、その本を買いに行く本屋さんをいまだに見つけられていないこと。

最近グラフィックノベルがとても好きで『スピン』ティリー・ウォルデン 有澤真庭訳(河出書房新社)を読みました。

自分の学生時代のあの閉塞感とじりじりした感じを思い出しすごく苦しかった。今は当時を思い出して自分によく頑張ったよなって声をかけれるけれど、この作品に10代で出会っていたらどう思っただろう。もっと直に力をもらえたんじゃないかなとか考えながら読み終えました。おすすめです。

原題はspinningなので、スケートの回る感じと、頭がぐるぐる混乱する感じを表現しているタイトルなのかな。わたしも今、紹介したいなと考えているグラフィックノベル作品があるので参考にもなりました。

ダイアナ・ウィン・ジョーンズのearwig and the witchを読み聞かせしているけど、ポール・O・ゼリンスキーさんの挿し絵が最高すぎる……

最近、日々の歩数が1万をこえるようになってきた。

雪道を歩くことに慣れてきたのと、あまり気温が下がっていないからだと思う。まだまだ歩けそう。

日光がある間はなるべく外にいたいので、休憩中の読書も外で。

春刊行予定の2作品の表紙デザインを見せていただいた。もう少しだ。がんばる。

誕生日にもらった本

◇ 詩集
full-metal indigiqueer by Joshua Whitehead

◇ 長編小説
The Sleeping Car Porter by Suzette Mayr

◇ グラフィックノベル
Ducks: Two Years in the Oil Sands by Kate Beaton

◇おまけ 
Stay Home Clubのラペルピンとカード

にやにや。

誕生日はカフェで読書。誕生日だと知ったウェイターさんがすごい大きなシナモンロールプレゼントしてくれた。

読んでる本はパートナーからのプレゼント。去年のギラー賞受賞作The Sleeping Car Porter。

☆あらすじ
1929年カナダの大陸横断列車の寝台車のポーターが主人公。黒人でクィアのバクスターは、白人客の相手をしながら歯科学校に行くためのお金を貯めていた。しかし列車が途中で停止し、乗客と閉じ込められる。密室でさまざまな秘密が明らかになり……

という歴史小説らしい。
著者はSuzette Mayr。たくさん受賞歴がある作家でずっと読みたかったからうれしい!!!

近くの大学の購買部で売ってあった課題図書についてレポート。

ikumirockies.substack.com/p/48

①カイ・チェン・トム著

『Fierce Femmes and Notorious Liars: A Dangerous Trans Girl's Confabulous Memoir』

②ヴェルン・シアセン著『Pugwash』

③ワブゲシ・ライス著『Moon of the Crusted Snow』

サブスタックでは毎週近況報告や、カナダ生活で感じたことを書いています🐿

ときどき有明海の干潟が恋しくてたまらなくなります。

「リスとして生きるのは大変だろうね」と7歳児がとなりで言いました。

7歳児、マイナス10度を超えるとテンションが上がるという不思議な性質で、はりきって一緒に散歩(暖かいと出てこない)。

ふたりで寒い寒い言いながらいつもの高台まで。やっぱりマイナス20度近くまで下がるとそんなに体はあたたまらず寒いままで帰宅しました。
ミルクを鍋に入れ火にかけて、ダークココアパウダーとお砂糖を混ぜ入れてホットチョコレートをいっしょに作りました。

ゆっくり温まったので今からイヌイットのホラー短編集Taaqtumi: An Anthology of Arctic Horror Storiesを読みます。

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