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今日country roadsが聴きたくて何本か動画を見ていた。麦畑やカウボーイハットの男性が馬に乗っているなど「郷愁を誘う原アメリカ的な」画像が流れたりした。それで思ったこと。

私は児童文学が好きだったのもあってイギリス、アメリカをはじめ西洋に幼いころから素朴な憧れを持ってきた。少し大きくなってからはドラマや映画なんかもたくさん見た。だんだんと国際関係や世界史を知っていくにつれて相対化はされたけれど、でもやっぱり欧米諸国が日本と同じく右傾化、排外主義化、二極化するのを見るのはつらいと感じてしまう。特にアメリカの過酷なまでの格差拡大、空洞化する都市、オピオイド問題で様変わりしたストリートの風景など見聞きするたびに、自分の「憧れのアメリカ」が失われたことに、本当に勝手だが、悲しみと憤り(なんでもうどこにもないの?!みたいな感じ)をほのかに覚えている。

そういう「失われた」ことへの悲しみや怒りは、もしかしてトランプ支持者の中の一部の人たちとも共通するかもなと思ったのと、日本でも同様のことが言えるだろう、と。

私は引き裂かれるところもあるが、憧れていた当の生活形式が強いていた犠牲に焦点を合わせたい。そうしたら間違えても「戻りたい」とは言わないようになるから。と、あらためて思い直した。

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