#日本古書通信 2023年7月号(1128号)を眺めていたら、八木壮一「故高野之夫 豊島区長を偲ぶ会」(p.35)という囲みコラムが。
高野之夫氏は、池袋にあった古書店、高野書店の二代目で、かつての芳林堂池袋店ビルの7階に出店を決めたのも、高野之夫氏だったとのこと。芳林堂7階は昔よく覗いたなあ…
区会議員、都議会議員を経て豊島区長となったとのこと。古書業界出身でそうした方がいたとは知らなかった。
次の記事も参考に。
【訃報】東京 豊島区 高野之夫区長 肺炎のため死去 85歳(NHK政治マガジン)
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/lastweek/95604.html
池袋西武の後にヨドバシが入ることに反対してたのは知ってたけど、経歴を踏まえて捉える報道は見たことなかったような。
新型コロナに罹患し、退院したものの、基礎疾患があり自宅で療養していたところ、病状が急変して亡くなったとのこと。
『ゲッベルスと私』の「ホロコースト証言シリーズ」3部作を社会に残したい - CAMPFIRE (キャンプファイヤー)
https://camp-fire.jp/projects/view/674803?list=search_result_projects_popular
「夏の岩波少年文庫フェア2023」、今年の全プレはトートバッグ。昨年に引き続き、ヴァルター・トリアーのイラスト。
長い間あまり語られてこなかった旧東ドイツの話。「性病の疑いがある」として何千人もの若い女性を閉鎖病棟に閉じ込め、虐待していた。長い間タブー視されてきた"Tripperburg 淋病城塞"について、被害者たちが幼児性的虐待検証委員会を作り証言を始めている。本当に「性病の疑い」があったわけではなく、主に保護施設で育っている子どもたちの中で何らか反抗的な態度が見られるなどの理由から"入院"させられ、辱めとしか思えない検査(全裸にさせられ髪を剃られる)や激しい副作用がでる人体実験のような薬物投与、組織的な性的虐待、針でタトゥーを入れられたり。ロストック、ドレスデン、ライプツィヒなど各地にありハレだけでも5000人の被害者と。記事内では70歳を過ぎた女性が、今でも病院に行くとフラッシュバックがあると語り、しかし「東ドイツが無くなってから時間が経てば経つほど美化されてしまうことに懸念を抱いている。沈黙を続けてはいけない」と証言を決めたという #本日気になったドイツニュース https://www.zeit.de/gesellschaft/2023-07/frauen-ddr-geschlechtskrankheiten-tripper-burg-venerologische-station/komplettansicht
村上春樹のボストン滞在に関わることになった方の、とても素晴らしいレポートです。ぜひ多くの方に読んでほしい内容です。
村上春樹に限らず、作家は、自作について問われたことの答えを持っているわけではありません。でも誠実に答えることはできるはずだし、わたしはそうしようと常に心を砕いています。
久保は今ドイツで野球をやっているのか
https://sportiva.shueisha.co.jp/smart/clm/baseball/npb/2023/07/08/42/
大場正明「映画の境界線」
『大いなる自由』評
Zaree演じるMariが「(金髪の見るからにドイツ人な家族と)全く同じように扱われない」ことにピリピリしたり、「言ってることわかる?」と言われてムカッとするとか、でもその間に立って笑って誤魔化そうとするとか、すごいわかる・・・
でもアフロドイツ人のパートナーが同じように"ドイツ人ぽくない"アジア系の見た目の隣人に対し「言ってることわかる?」って言ったり。「ほら僕らみたいなPOCの人はさ・・」?「僕たちみたいな見た目の」どう言う見た目?「わかるでしょ」わからないけど?「僕はブラックで、あなたは・・だから全部の色を言わなくていいようにPOCって言うんですよ」へえ、色がない人はピープルっていうの? にウケてしまった😂
友達から強力なオススメがあったZDFのドラマシリーズ「Doppelhaushälfte」を見始めました!「移民的背景を持つ」ベルリンのパッチワークファミリーが、東ドイツの田舎町に引っ越してきて……。ああああと頭を抱える、ドイツあるあるてんこ盛り。
俳優陣も「移民的背景を持つ」俳優勢揃い!
イラン系のMaryam Zareeは大好きな女優さん(テヘランのエヴィーン刑務所で生まれた自らの背景を探る監督作品も良かった)ベトナム系のMinh-Khai Phan-Thiもアク強い〜(ベルリン訛りは無理しなくてもいい気がしたが)。息子のロッコ役のMinh Hoang Haもいい感じ。受けて立つのはベルリン訛り全開、Milan Peschel。
2020年の映画祭で、イラン系若手監督に話を聞いていてドイツのテレビや映画では移民系は常に「犯罪の加害者か被害者」って言ってたのにうなづいたけど、3年でずいぶん進んだ感がある。 #2023年映画メモ https://www.zdf.de/serien/doppelhaushaelfte
東京で生まれて埼玉で育って神奈川で暮らしています ドイツのこどもの本やおとなの本やドイツ語教員や独日翻訳