ところで、ギロチンで一番たくさん人を処刑した政権はジャコバン派…というのはギロチン初心者(なんだそりゃ)。実はギロチンでの処刑を一番濫用したのはナチ政権だったりします。戦時下の体制引締のため、ナチは一般の刑法犯にも死刑を濫用し、ギロチンを使いました。ナチはドイツ人にも冷酷でした。
ナチのギロチンに関する一番おぞましい逸話は、あまりに処刑する人数が多すぎて、死刑執行人が疲れて途中で帰ってしまった、という話です。これは確か、モネスティエ『死刑全書』で読んだような気がしますが、今手元にないのでうろ覚えです。この本「完全版」出てたのか。