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「〽見よ東海󠄀の空󠄁明󠄁あけて」の珍解釈出てきそう

本日の産経新聞「産経抄」、京都国際高校の校歌に「あの校歌と小手先の日本語訳には、それゆえ不快の念を禁じ得ない」と書く新聞、滅べ。

<産経抄>〝偽りの翻訳〟、球児が背負わされた政治的主張 sankei.com/article/20240823-QM

連続ドラマを連続して視聴する能力と根性がないので

一個躓くとどこまでも堕ちていく
これがイデオロギーのパワー……

早川タダノリ さんがブースト

「蟹工船」はじめて読んだけど、ふつうに文章がうますぎるし話が気になる。
「こういうてんでんばらばらのものを集めることが、雇うものにとって、この上なく都合のいいことだった。」
なんて、今も変わらぬ、雇う側にとって気づかれたくない真理だし。
これは読まれたくないはずだわ。

早川タダノリ さんがブースト

『「舞姫」の主人公をバンカラとアフリカ人がボコボコにする最高の小説の世界が明治に存在したので20万字くらいかけて紹介する本』読了。
明治以降、文学史で習う作品群の傍にひっそりと咲いていた娯楽小説群にスポットを当てた高濃度のガイドブック。著者の慣れたガイドテクニックで江戸期から昭和へ「楽しさ」を語り継いできた、余りにも無名な作者と作品たちが紹介され、それらは明治の世相と人々の興味の移ろいに寄り添いながら進化していく。
我々が習わず、知らされなかった明治の姿。そもそも「講談速記」なんて方法で世に出された物語群があるなんて想像もしなかった。自分は学校のテキストとして『舞姫』を読まなかったクチだがあらすじだけでも十分に青筋を立てていたので、タイトルにある作品の結末には喝采を送った。

早川タダノリ さんがブースト

「無駄死にじゃない」と言い張る奴の声がデカくなるほど無駄死にになっていくという地獄絵図。
x.com/M16A_hayabusa/status/182

早川タダノリ さんがブースト
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NHKスペシャル
“一億特攻”への道 〜隊員4000人 生と死の記録〜
www2.nhk.or.jp/archives/articl
再放送:8月25日(日) 午前0:10〜午前1:24

今年、夏の戦争関連番組ではこれが一番印象に残りました。未見の方は是非。
『ゴジラ -0.1』も含め、昨今、日本映画の戦争描写に欠かせなくなっている特攻。しかし、映画から受ける印象は実態とかけ離れていることがよく分かります。15年に及ぶ執念の取材が実を結んだ見るべき番組でした。8/24までNHK+での配信もあります。

早川タダノリ さんがブースト


きっと存在さえ知らない人が書いている気がします。
あ、以前早川さんが紹介されていた『増補 総力戦体制と「福祉国家」』を購入しました。大変興味深い本ですね。衛生主義、生産力主義、民族-人口主義それぞれの『社会国家』観など特に。良書のご紹介ありがとうございます。

キャラクターの名付けでAIつかったら大惨事の件、『吾輩は猫である』で紹介されている、バルザックが或る日自分の書いている小説中の人間の名をつけようと思っていろいろつけて見たが、どうしても気に入らないので1日中パリを探索したがだめで、帰り道にとある裁縫屋の看板で「これだ!」ってなるエピソードを思い出し

「矛盾を矛盾として考えない発想につながる」……ここで、毛沢東『矛盾論』とかが思い浮かばないところがまたなんとも味わい深い

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本日の産経新聞、西見由章台北支局長の「「平和主義者」偽装する中国 読み解く鍵はマルクス主義の「弁証法的唯物論」」がかなり悲惨で、文中に見出しにもなったこんな展開がある。

「なぜ中国は臆面もなく矛盾した措置をとれるのか。その二面性を解明する鍵はマルクス主義の「弁証法的唯物論」だ。対立・矛盾する二つの事柄を統一し、より高次元の結論へと導く思考法で、矛盾を矛盾として考えない発想につながる。この弁証法的唯物論こそが「中国共産党員の世界観と方法論」(習氏)である」。

中国共産党の世界戦略からではなく、いきなり「弁証法的唯物論」から天下って説き起こす珍論だが、「対立・矛盾する二つの事柄を統一し、より高次元の結論へと導く思考法」という唯物論と関係ない俗流弁証法の解説しぐさが、すごく原理っぽい。

sankei.com/article/20240819-I3

早川タダノリ さんがブースト

アベノミクスのおかげでデマだってバレバレなの寓話感がある

見ろ、敗残兵の鉄兜だ!
だが ぼくらが みじめに敗北したのは、
こいつが頭から打ち落とされたときではない
おとなしくぼくらが、こいつをかぶったときだ。
(ブレヒト『戦争案内』より)

x.com/hayakawa2600/status/1824

(3)戦争の性格があいまいなので、【B】のように「戦争が起こったら自衛隊に志願して死ぬ覚悟のない人間」などという、よく考えるとよくわからない想定が出てくる。どんな戦争? 誰の戦争? なんで常備軍に志願? そのへんをすっ飛ばしてますね。

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この人の『ルポーアフリカに進出する日本の新宗教』(花伝社、2016年)は面白そうなのでいつか読もうと思っているが、

なんだこれは、と。

【B】
「戦争が起こったら自衛隊に志願して死ぬ覚悟のない人間は、特攻隊員をひたすらに無駄死にだと叫ぶ。」
午後9:43 · 2024年8月18日

そのすこし前は、

【A】
「この時期になると「無駄死に」と、これ見よがしに、軽々に特攻隊の戦没者を評する言説を目にしますが、気持ちは分かりますが、少し押し留まってほしいものです。
理論的に、敗北した戦争の戦死者は全て「無駄死に」でしょうし、第一「無駄死に」などと言われたら、遺族や戦没者が悲しむのではないか。」
午後1:00 · 2024年8月16日

と書いていた。

(1)【A】【B】いずれも、そこに「戦死」はあっても、「戦争」の社会的性格や階級性ははぎとられているのが特徴。はだかの「死」への評価へと切り縮められている。

(2)だから、【A】「第一「無駄死に」などと言われたら、遺族や戦没者が悲しむのではないか」というエモーショナルな根拠が顔を出してくる。例えば、「クソい戦争で人を殺させ、あげくに殺されるとは許せぬ、と激怒すべきだ」という選択肢はないようだ。

x.com/chinyubo/status/18251515

早川タダノリ さんがブースト

地球ドラマチック 悲劇の沈没船は語る 〜バルト海に沈んだヴァーサ号〜
nhk.jp/p/dramatic/ts/QJ6V6KJ3V

面白かった。17世紀のスウェーデン、帆船時代の最新鋭の軍艦が、試験航海に出ようとした途端に沈没し、20世紀にほぼ船体部分が残ったまま引き上げられ、専用の博物館で保存、展示、研究が続けられている、という話なのだけど、番組前半、沈没の責任追求の尋問の記録が文書館にきっちり残っているという話が実は肝だったり。
国王の強引な命令で無理がある構造のまま建造されたことに責任ある立場の関係者が気づきながら、国王の怒りを恐れて事前に報告できなかった経緯が明らかになっていて、スウェーデンでは、失敗プロジェクトの典型として本にもなっている、と言う話が印象的だった。

早川タダノリ さんがブースト
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