【🎉御礼🎉】
「紀伊国屋じんぶん大賞2024」に『「日本に性教育はなかった」と言う前に』が入選いたしました!!23年の人文書の「23位」ということで、とても縁起がいいな(?)と思いました!推薦くださった皆様、ありがとうございます!😂
今回のベスト30、ジェンダー・セクシュアリティに関する書籍が多く選出されているなと思いました。周司あきらさん・高井ゆと里さんの『トランスジェンダー入門』(第3位)、山口智美さん・斉藤正美さんの『宗教右派とフェミニズム』(第12位)、アンジェラ・チェンさんの『ACE アセクシュアルから見たセックスと社会のこと』(第22位)、土屋葉さんらの『障害があり女性であること ― 生活史からみる生きづらさ』(第30位)など、どれも私も学んだ書籍ばかりですし、いま読まれるべきものばかりだと思います。その1冊に私の書籍も選んでいただけたことはとても嬉しいです。
私の本の特徴は、バッシング前後になされていた/いる教育実践を丁寧に書き遺していることです!実践記録、あるいはインタビューを通して得られた「生」の声を残しています。この点は、特におすすめポイントですし、他の本と併せて読んでいただけると、豊かな実践がより一層はっきりと見えてくるかと思います!
https://store.kinokuniya.co.jp/event/jinbun2024/?fbclid=IwAR1oPAiN2H1V5a-eIyypkpwliIaA_SF1V8l7vxVUaeO9F5OsLQ82wb04fcw
「犠牲の上に平和がある」というのが欺瞞なんですよね。殺されたり、殺されなかったとしてもその後の人生が変わってしまったので…。
生前、父方の祖母とはマジで仲が悪く、結果的に遺産で揉めたため父の三男と父(長男)/次男が絶縁したという亀裂を作った要因だとは思って入るんですが、入院中に「東京に帰りたい…」
「帰らさせてくれよ…」
と何度も言っていたのを聞いてしまったんですよ。
それは、東京にあった実家が、空襲で焼けてしまって、歩いて神奈川の方まで疎開したからせめて最後は東京に…というのを知っていたんですよ。でも、それはできようがない。
だって、もう家無いんだもん。燃えたし。なので、当時は「大丈夫だよ」とひたすらウソをついていました。
悲しいよね。
確かに割りとイラチであったし、ひでえことを言う人だったし、ひどいことを何度も言われたが、という感じですし、結局生きている間に和解をすることはなく亡くなってしまったのが心残りです。
そんな祖母は、戦争によって人生が破壊された当事者でもあったのだな、と今となっては思うのです。
@yutoritakai おめでとうございます!
ごめんなさい喜ばせてください! 紀伊国屋さんの「じんぶん大賞2024」にて、私たちの『トランスジェンダー入門』が3位に入りました✨ めっちゃすごいです。
今年は死ぬほど忙しかったし辛いことばかりだったので、最後の最後にちょっとだけ労いの機会をいただいた気持ちです。
出版の渦中にいたので、自分たちの書籍のことを客観視できていませんでしたが、こうして賞をいただいて、この本が世の中の多くの方に読まれ、また評価していただいたことを改めて噛みしめています。
本書を手に取ってくださった方、どうもありがとうございました!
まだの方は来年ぜひ、気が向いたら手に取っていただければと思います。
集英社さんにも、感謝です。
https://store.kinokuniya.co.jp/event/1702604157/
お手伝いした『宗教右派とフェミニズム』12位も嬉しいですが、『トランスジェンダー入門』3位というのはスゴイ快挙では! https://store.kinokuniya.co.jp/event/1702604157/
おおお……
「自民党の「清和政策研究会」(安倍派)の政治資金パーティーをめぐる問題で、同派の宮沢博行防衛副大臣は13日、販売ノルマの超過分に対するキックバック(還流)について「(政治資金収支報告書へ)記載しないでよいと派閥から指示があった」と語った。同派所属議員で、派閥による組織的な裏金作りへの指示を認める発言は初めて」
キックバック「『記載するな』と指示あった」 宮沢防衛副大臣が説明:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/ASRDF61C9RDFUTFK01M.html #岸田政権
2017年に書いた「教育勅語にはいいことも書いてある」論について(WEB論座、有料化されちゃった……)
「「教育勅語そのものは悪くない」とは、ここ最近の教育勅語擁護論の決まり文句と化している感がある。歴史的・政治的な文脈から「教育勅語」を切り離し、そこに書かれた字面だけで判断して欲しいという願望の現れなのだろう。けれどもその願いは彼女の中で矛盾している。
というのも、彼女が賞賛する「親に孝行し、兄弟姉妹は仲良く……」といった徳目だけならば、居酒屋のトイレやお寺の掲示板に貼ってあるしろものと大した違いはない。その徳目をそのへんの普通の人が書いたものならば、彼女はきっとありがたがりもしないだろう」。
KADOKAWAからは刊行中止になったけど
意外な媒体で普通に背景が書かれたので、これで極右は極右でどうぞということになるのかな。
2023/12/8 実話BUNKAオンライン--ロマン優光連載269
https://archive.is/UywuS
https://archive.is/0Ouy2
https://archive.is/Q7Oor
https://archive.is/ASq5k
2ページ目に原著を出した出版社について書かれているところで、これだけはみんなが問題とわかる「統一教会」が出てくるから。
https://archive.is/0Ouy2
“この本の原書は「Regnery Publishing」という出版社から発売されている。長い伝統を持つ、保守的な思想を支持する出版社だ。
自著の序文で文鮮明と統一教会への信仰を宣言する熱心な統一教会の信者であるジャナサン・ウェルズによる反進化論本。トランプ支持者であり、20年の米大統領選挙の結果に不正があった疑いがあると主張した共和党のジョシュ・ホーリー上院議員の本。元ワシントンタイムズ(統一教会系の出版社で記事の内容の真実性や人種偏見などの偏向がよく問題とされる)記者による文鮮明脱税事件の擁護本。反共主義者、キリスト教右派や白人至上主義者の著作。どこか特定の「保守」派閥や団体とベッタリというわけでもなく、共通する保守的な価値観があれば何でも連帯するような姿勢で、アメリカを腐敗させる「左翼」的なものと戦うという信念のもと、こうした傾向の本を長年に渡って出版してきた老舗の保守系出版社である。”
そうすると、今度出てくるのはちゃんとした科学者ということになっている人の本だろうからこの辺り? 推薦者の並びもすでに翻訳がある人々だし。
Debra Soh, _The End of Gender: Debunking the Myths about Sex and Identity in Our Society_ (2021)
https://www.simonandschuster.com/books/The-End-of-Gender/Debra-Soh/9781982132521
これに対してに対抗言説は、生物学そのものより生物学の社会学とか生物学の哲学とか生物学の歴史とかのそういうメタな議論であって、個別の種の発生とか動物行動学とかの土俵に乗っても意味がない。そもそもトランス医療のニーズがあるのは第二次性徴なるもの以降の身体だし、身体がどう社会的文化的に意味づけられているかの問題をやってるのだから、発生とか分化とかの話じゃないのですよね。
Julia Seranoも生物学の人だけど、ソーシャルメディアでも頑張って生物学系のトランス排除言説に対抗しようとしている、Anne Fausto-Sterlingがもっと読まれてもいいのかなとは思う。この人の翻訳は今まで2冊出ている。手に入りやすいところでは、わたしは未読ですが、Sex/Gender: Biology in a Social World (2012) が翻訳が2018年に世織書房から出ています。代表作のSexing the Body (2000) は批判も多い本ですが、翻訳があってもいいのになとは思ってる。
安倍派の裏金、名前が出てこない有力者は誰なのかを見ている。:
「5人衆と距離を置く安倍派ベテランは「5人は早々に辞任した方がいい。国会閉会を待たず、一日も早く内閣改造をやるべきだ」と語る。」
(時時刻刻)安倍派に依存、政権危機 疑惑の5人衆、閣僚や党の要職:朝日新聞デジタル https://www.asahi.com/articles/DA3S15813772.html
なお、公共図書館側が紹介している、トランス支援資料リストは次のもの。
Supporting Trans Youth
https://halifax.bibliocommons.com/list/share/1135550427_hfxpl_adults/1907110149_supporting_trans_youth
こうした対応は、公共図書館ならでは、という感じで、個人的には好感が持てる。
その一方で、記事では、それなら図書館はユダヤ陰謀論本も同じように所蔵するのか、と問い返す批判も紹介されている。シュライアー本は、トランスの人々に対して、ユダヤ人に対するユダヤ陰謀論本と同じような効果を持ち、「地域社会でトランスの人々に対する憎しみを定着させる可能性がある」のではないかという批判。言論の問題ではなく、地域に住むトランスの人々の安全の問題なのだ、という形で、図書館の姿勢に問いを突きつけている。
#図書館
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あと一つは、公共図書館の蔵書にはしたものの、地域のトランスコミュニティからの抗議と対話とを経て、本の表紙の内側に、トランスの若者を支援するための資料リストを付す形で提供することになったもの。
On Pride, the library and Irreversible Damage done (The Coast)
https://www.thecoast.ca/arts-music/on-pride-the-library-and-irreversible-damage-done-26558083
図書館側としては、"The Economist"が取上げるなど、公共の場やメディアでこの本が話題になっていることを踏まえて、購入希望が出て、蔵書にすることになったといった経緯を説明するとともに、図書館が、民主主義を構成する、表現の自由や読み、学び、議論する自由に基づいたものであることから、反対がある資料も所蔵するという基本的な考え方を示している。
館長が語る「歴史的に振り返ってみると、検閲は決して歴史の正しい側になったことはありません」といった発言からも、米国における公共図書館の基本理念がよく分かる。
#図書館
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図書館側は、シュライアー本には「引用している研究結果のいくつかについて、省略された情報や誤った情報」があり、信頼できなかったとして、購入を見送ったものの、「多様な考えや意見を促進し、利用者の問題への理解を深めるような本や資料を利用できるようにする」という図書館の責務として、購入することになったと説明。
一方、住民からの抗議について、地域のインクルージョンに関する方針を検討する審議会では、米国で活発になっている人種やセクシュアリティに関する「文化戦争」の一貫と捉えて、その影響を拡大させないようにすべき、といった意見も紹介されている。
ここからは推測になるが、「文化戦争」の拡大を回避するための購入決定だった、という側面もあるのかもしれない。当初、誤った情報(misinformation)を理由に蔵書にしない、という判断を図書館はしたわけだけど、これが前例となれば、気に入らない本の誤りを見つけては蔵書から除けという圧力を呼び込むことになりかねない。それを考えると、現実的な判断ではあると思うけど、評価は難しい。
#図書館
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編集業。하야카와 타다노리 。『神国日本のトンデモ決戦生活』(合同出版→ちくま文庫)『原発ユートピア日本』(合同出版)『「愛国」の技法』(青弓社)『憎悪の広告』(共著、合同出版)『「日本スゴイ」のディストピア』(青弓社→朝日新聞出版)あり。 真理が我らを自由にする&労働が我らを自由にする。