歌が全部良かったし、水彩っぽい風景画と3Dのテクスチャーに挑戦しているのが興味深かった。強権的な王に唯々諾々と流されるのを拒否し、小さな力でも一人一人が願うことが大切、というテーマも典型的だけど良いと思った。しかし、要素をセリフで説明しすぎているので、物語的なドライブ感は薄かったかな。
ネタバレ
なので、最後に至る展開はよくある巨大な力との戦い!て感じになるし、人物描写が薄いから一人一人が戦うんだ、と仲間で歌う場面も必然性が薄く、物足りなく感じてしまう。なんか意外と政治的になりすぎて、話をぼかしすぎちゃったのだろうか、と勘繰ってしまった。
アナ雪でも思ったけど、国とかの背景描写の薄さが物語への没入感を薄くさせるんだよなぁ。色々とやりたいことはありそうなのに、全部やらなかったという印象が残った。