【記事を読んでから私が考えたこと】
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・性的な違和感を持つ未成年者に対する「肯定的アプローチ(affirmative approach)」に賛同する人は多く、それは「性は自認に基づくべきである」というイデオロギー的立場でもある。
・アプローチには服薬、ホルモン剤投与が含まれる
(記事には明記されていないが世界的に見れば外科的手術も当然含まれるだろう。なお手術の要件に関しては否定的な立場である方も多い)
・一方、エビデンスに基づく立場からは、そのアプローチの安全性に疑問を投げかけられている。ヒラリー・キャス博士によるNHSの子ども性別違和支援サービス(GIDS)の告発は有効とされ、タビストックジェンダークリニックは閉鎖が決定された。
(英タイムス記事:Tavistock gender clinic not safe for children, report finds《元記事:https://www.thetimes.co.uk/article/tavistock-gender-clinic-not-safe-for-children-report-finds-w0ngnjnnf は有料記事。日本語訳あり:https://what-is-trans.hacca.jp/3118/ 》)
テレグラフの翻訳記事
記事翻訳:タビストッククリニック、自閉症とトランスジェンダーの子どもたちの関連性を「無視」
田中ラッコさんが紹介されておられたガーディアン紙の記事からは、タビストッククリニックを巡る諸々の騒動を確認することができ、少しずつ読み進めている。こうなると件の刊行中止騒動は私にとってはありがたいことになる。「どうだ議論が深まった郎」だ。
Teachers need guidance to resolve issues of gender identity in the classroom
https://www.theguardian.com/commentisfree/2023/sep/17/teachers-need-guidance-to-resolve-issues-gender-identity-in-classroom
"The brutal truth is we have virtually no good-quality scientific data on how best to treat children and adolescents with gender dysphoria — and know even less about the sorts of cases described in Shrier’s book."
「残酷な真実は、性別違和を持つ子供や青少年をどのように治療するのが最善であるかについて、質の高い科学的データはほとんど持たれていないということです。そして、シュライアーの本で説明されている種類のケースについてはさらにほとんど知られておりません。」
Ideology-based medicine
https://thecritic.co.uk/ideology-based-medicine/
で、その撤回騒動についてのコラム記事があった。
「Ideology-based medicine」
https://thecritic.co.uk/ideology-based-medicine/
いわゆる「デマ」についてなんだけど、アビゲイル・シュライアーの著作が「Science-Based Medicine」にてレビューの撤回に至った経緯、Wikipediaに書いてあった
一方で、賛同する内容の方は、内容に依拠しすぎで、もはや何が本当に行われているのかの読み取りがはっきり言って掴めない。
私にとっては批判的な方の
「アメリカにおいて、未成年の性別違和感の診断について、いいかげんな診断が行われ、それに沿った手術も行われる、という問題自体はあるのだろう。一方で、本書のそうした危険についての紹介の妥当さは、控えめに言って懸念が残る」
の冒頭の文章に巨大な疑問符が付く。
「未成年者に対していいかげんな診断に伴う手術が行われているという事実」と「差別を助長しかねない懸念」とが、なんで同じ天秤にのっかるんだろう…
で、こっちはバリバリの賛成派のご意見。
正直、この方自身についてはどうかと思う部分が多いし(記事も後半は有料)、どちらも主観が大きいと思っているが、刊行が中止になっている以上、読まなきゃしょうがない。
アビゲイル・シュライアー:「恐怖の時代における自由」
https://note.com/yousayblah/n/nbeb0fe5dca12
批判的な方の紹介文。これら二次的な情報を手がかりにするしかなくなったわけです
『あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇』の内容について
https://note.com/nkaiho/n/n4db3fa22a2f0
福祉業