令和の時代にここまで骨太の社会派エンターテイメントドラマを地上波ゴールデンタイムに観ることができるとは思ってもみなかったなあ、「海に眠るダイヤモンド」。山本薩夫か小林正樹かという硬派ぶり。野木亜紀子、恐るべしですよ。

虎に翼に刺さった左派自認の人ならば、こっちはもっと刺さるだろ、と思うがね。戦後日本社会が辿った道をこの視点(労働者階級から見た日本社会)から描いた話を、地上波の連ドラとして、しかもオリジナルとしてやったことなんて、ほぼなかったんだから。

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野木亜紀子は今作において、戦後日本各セクターが総掛かりになって不可視化してきた階級の問題を可視化しようとしている、エンタメ的要素をふんだんにまぶしながら。良い仕事してますよ。

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