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やっとこさグレイのギプス用靴を手に入れました。ギプスのせいでいつものサイズの2割増し。まるでロボコップかターミネーターかという大きさ。でもアマガエル色よりいいよね。

今日は昼寝のあとあまり疲れていなかったので、近くのRegensberg(レーゲンスベルグ)へ。ここは13世紀に作られた小さな村で、ここには昔の城跡の塔が有名。そこを囲むようにして村がある。

塔に続く道沿いには遥か彼方まで見渡せる展望所があり、車は居住者しか入れないので、駐車場で車を停めた。
でも全て古い石畳のため、車椅子が壊れそうなほどガタガタで結局降りてゆっくりと歩くことにした。だから塔まではとても登れず、写真だけ撮って引き返した。ちょっと残念。

これからリタイヤ生活に入ろうという矢先に亡くなった人。まさかの白血病だった。墓石にはラテン語の「NON OMNIS MORIAR」。「私の全てが死ぬことはあるまい」という意味で、残された家族を思って悲しくなった。わたしが思い出すのは彼がまだ元気なころの姿だけで、とてもこのような墓石だけになってしまったなんて信じられない。

チューリッヒのKloten空港でも車椅子を押してくれるサービスがあった。もうひとりタイ人の高齢女性が車椅子に乗っていて、並んで運ばれていったんだけど…「Was sollen wir mit ”denen” machen?」(こいつらをこれからどうすればいいのかね?)とふたりで話していた。これねえ…ちょっと「こいつら」という意味にとられる指示代名詞。だって普通はモノに使うからね。だから、すぐに振り向いて「わたしの場合は、このままイミグレを出たら荷物を持って出ますから」とそれもスイスドイツ語方言でまっすぐ見て言ってやったら、言ったひとりが赤くなった。当たり前だ。失礼な。どちらもアジア系でもうひとりの女性の家族とは英語で会話していたから、わたしもドイツ語がわからないと思ったんだな。

チューリッヒ。夏時間なので日本より7時間遅れている。

空港では飛行機の出口ですでにわたしの車椅子に乗れたが、荷物受け取りベルトでほかの荷物が出てきたのは1時間後。ずいぶん待たされた。
外に出たらなんと19度…えーこれが真夏?忘れていたスイスの天気。あの絵葉書のような美しい景色はたったの数週間あればいいほうなんだよねえ…。ものすごい雨の中、友だちの家へ。
午後になってようやく晴れ間が見えてきた。

今は息子さんのピアノの練習を聴きながらこれを書いている。彼はコンサートピアニスト。

バンコク、スワンナプーム国際空港。歩けないので身障者用のチェックインカウンターへ。車椅子と松葉杖は無料の追加チェックイン。そして空港内は車椅子サービスでゲートまで。

足の骨折で何をするにもかばいながら松葉杖か車椅子。普段の倍の時間がかかるので、イライラしている。スーツケースを詰めるのさえ大変だ。ううう。

大体バンコクに着いて5日でこんな具合になってしまい、8月25日にパースに戻るまでまだ1ヶ月もある。まあこんな経験は2度とないだろうから、なんとかスイス行きを楽しむしかないよね。前向きに行くぞ。
スイスでは外の観光がバンコクより車椅子や松葉杖にとってバリアフリーになっていることを願う。

今日の診察は明日スイスへ出発するので、骨折後1週間目のチェック。
レントゲンではあまり変わりのない骨の様子…つまり骨に亀裂がはいったまま。残念ながらやはり半ギプスは4−6週間必要とのこと。
それから車椅子もいいけれど、筋肉が弱るのでなるべく松葉杖を使え、と言われた。「ただし、右足はかかとだけを使って重心をかけずに歩くこと。骨がずれたら手術だからね!」と脅された。きゃー。
3週間後スイスからバンコクに戻ったらまたレントゲンを撮って再検査。

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わたしの骨折の今日の診察はサミティベート病院で。
最初にまたレントゲンを撮られたが、そこの待合室には全自動のコーヒーメーカーと水の小さなペットボトルがある。全て無料。スタッフは皆親切で「すみません、カプチーノを作ってもらえませんか」と近くを通りかかったスタッフに訊いたら、もちろんすぐに作ってくれた。車椅子を押してくれるスタッフもいたが、ちょっと席を外していたので。
その病院は最新式の設備と親切で行き届いたサービスを提供しているので、外国人患者が半分以上。

今日の朝ゴハンはシドニーの友だちと一緒にSTEPS cofee shopへ。ここは学習障害のある若者たちのサポートセンターが運営するカフェ。体にいい素材、そして様々なアレルギーにも対応している。
stepscommunity.com/coffee-shop

今回はベジタリアンオムレツを。大きなオムレツの中にはほうれん草とマッシュルームにチーズソースがかかっている。付け合せはトマトとベビーほうれん草。お腹に優しい一皿だけど、ちょっと量が多すぎて残したので「食べきれなくてごめんなさい、美味しかったんだけど」と言っておいた。

タイ航空から連絡が来た。松葉杖も車椅子も無料でチェックイン認可とのこと。バンザイ。これでスイスでもなんとか歩けるじゃーん。

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パラジェルのネイルサロンに行ってきました。自宅から車で20分ぐらい。日本からのパラジェル輸入元でもあるタイ人のお店。
施術はとても丁寧で親切。ふたりがかりで車まで送り迎えまでしてもらった。

今回のはチークネイルという流行りの塗り方で真ん中がほんのりピンクという優しさ。これだけでいいと言ったのに…「少しだけキラキラをつけませんか?」と。うなずいたら、30分で清楚だった爪がイヤにハデハデになった😅

ちょっと自分の足の骨折について調べていたら、なんと日本語では「下駄履き骨折」と言うんですね。下駄をはかなくてもヒールの靴を履かなくても、裸足や靴を履いて室内や階段で強く打って骨折しちゃうことだそう。ふーん。

オーストラリアの日本語教師友だちとFacetimeをしていて、彼女が生徒たちの「きゃらおーきー」(オを強調)と「きゃらーてぃー」(ラを強調)を修正したという話になった。前者はカラオケ、後者は空手のこと。よくあるよなあ、これ。
日本語を英語読みにされると、わたしもわからないことがある。最近では「うまーみぃ」(マを強調)が旨味のことだとスペルを教えてもらうまでわからなかった。

おはようございます。依然として半ギプスのまま松葉杖と車椅子でアパートの中を移動中。アパート自体は広いのだけど、角を曲がるときやトイレに行くとき、またはキッチンで動くときには、ものすごく不便。そして退屈。

今日はこれからタイ語のオンラインレッスン、そしてネイルサロンへ。

日曜日のスイスへのフライトはすべて手続き完了。座席も広いほうに変えたし、空港内の車椅子サービスも予約済。松葉杖と車椅子のチェックインも申請してある。

わたしの足の診断は「第5中足骨基部骨折」。つまり足の小指と後方をつなぐ骨が折れたりヒビが入ったりすることで、通常付け根の骨折は比較的早く治癒する「らしい」がわたしの場合はどうかな。

日本語だって心もとないこの単語、英語では「fifth metatarsal base fracture」ドイツ語だと「Fraktur der fünften Mittelfußbasis」ふむ。スイス・ドイツ語圏に行くのだから、もちろんドイツ語でなんというかも知らなくちゃね。

実はタイのオンラインショップLazadaでこんなモノを買いました。怪我した足を濡らさないようにシャワーを浴びられるビニール製。入口が強力なゴムでできていて膝下にピッタリさせる。
でもこの穴がものすごーく小さくて、そりゃゴムだから開くけれど鬱血しそうだな。カラスの行水でがんばる。

足首を捻挫したり、足小指を骨折したりした友だちがいて、その話を聞いたらため息が出た。
だって、どちらも6週間ほどギプス、そしてそれからも違和感はたっぷりで半年ほどリハビリに通ったとのこと。えー。そんなに長くかかるんだ…。気が重い。

今日はシドニーからの友だちとエカマイの茶々庵へ。ここはランチが充実していて、目移りしてしまいそう。わたしは刺身定食、彼女は天ぷら定食。

今晩のゴハンはエカマイのタイ料理店サバイジャイで、シドニーからやってきた友だち家族と。ちょっとうるさいけれど、とても美味しいガイヤーンの店。サービスも親切で行き届いている。日本人客も多い。

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