管制塔の指示も離着陸の流れ的にも特におかしなところは無さそうなんだよな。
事故の2分前にC-5で待機の指示が出たのを復唱しているところまで判明しているが、「進入許可を受けたうえで滑走路に進入した」と報告しているとのことだから、その2分の間に何があったのかだな。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240103/amp/k10014308031000.html
うーん、この記事はなんか引っかかるな。
もし機長がそう言っているならばそうなんだろうけど、「離陸順番1番」と伝えたことを「離陸許可」と認識するかな?
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240105/k10014310951000.html
管制塔の音声は
JA722A Tokyo TOWER good evening, No.1, taxi to holding point C5.
で、その直後に海保機側もちゃんと復唱しているから、この部分との認識違いとは思えないんだけどな。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c6e09aaadf2ea60c76adc92d679ce96e4c04121
そもそも離陸許可ならcleared for take off、滑走路内待機ならline up and waitだし、言い回しも変わるから、他の部分と間違えたのではないかと思う。
ただし認識違いそのものは実際にあることで、航空局からこうした注意喚起も出ている。
https://www.mlit.go.jp/common/001463538.pdf
空港で働く人のなかでも、特に管制官や機長というのは相当の責任感と緊張感をもって業務に当たっている。
そういう人たちですらヒューマンエラーは起こしてしまうもので、それが時にこうした大事故につながってしまう。
再発を防止するためにも大切なのは、現場の人たちが無理なく安全に働くことができる環境と、何かが起こってしまっても二重三重にバックアップできる体制を、整えることだ。
2024/1/2に起きた羽田空港での衝突事故について、かなり詳しくまとまっている。
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/haneda-runway-collision/
2024/1/2に起きた羽田空港での衝突事故について。こちらは元CA、元管制官、元機長とそれぞれの立場の人たちに話を聞いてまとめている良記事。
羽田の管制業務“機体位置確認モニターの常時監視担当”新設へ https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240106/k10014311441000.html
さっそく改善したのかなと思ったが、人員は増えてないんかい。
まぁいきなり増員できるわけもなく取り急ぎの対応だとは思うが、たいてい人数そのままでやることだけ増やすと、余計にミスも増えるんだよな。