これは漫画を描く上で自分が気を付けたことメモ

漫画を描く上で気を付けたこととして「イスラエルを悪魔化しない」ということがある
あくまでイスラエル政府がパレスチナ人に対して行っていることが「ジェノサイド」であるという話に焦点を絞った

絵という媒体の持つ力って強くて、伝わりやすい一方で印象を強くしすぎるところがあるので

注釈などでいくら「ユダヤ人、すなわちイスラエル支持/シオニストというわけではない」と書いても銃を持っているイスラエル兵を描けば「イスラエル＝ユダヤ人＝敵、人でなし」という感情を助長することになるので
最初はわかりやすさを優先して銃を持つ人などを描こうかと思ったけど（というか下書きでは描いていたけど採用しなかった）、個人的には反ユダヤ主義の高まりもかなり懸念しているので…

傷つけられているパレスチナの人々が自分と同じ人間であるように、破壊行為をしているイスラエル軍も自分と同じ人間であるわけで、両者とも自分と同じ人間であるという意識がなければこういった行為を防止できないと思うので
「自分がこうなるかも（すでにしているかも）」という想像を被害者側に広げることと同時に加害者側に広げないといけないよなと思う