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学生からのコメントで、韓国語でイカを意味するオジンオ=「오징어」(烏賊魚)が漢語だと知った。ちょっと興奮しています。海洋国家とも思われる韓国で、イカのような日常的な食材が固有語じゃないなんて、面白いなと。日本語よりも漢語含有率がずっと多い、と何かで読みましたが、なるほどと思うところです。

昨日の植物園で、バラと同じくらいに心を引かれたのがカラタチでした。実物を見たのは初めてかもしれないし、葉を落とした状態を見たのが初めてなのかもしれない。茨の生い茂る路を歩くのは辛そうだけれど、カラタチが生い茂る路は死に直結するなと感じました。

ファンタジーに出てきそうな光景で、しばし見入ってしまったのでした。

そういえば、2週間ほど前に京都で学会があって、前泊した方がいいかなと思いながらも、あまりに賑わった場所に宿を取るのは…と思っていたら、知り合いの研究者に大津がいいですよと。滋賀県の大津です。遠いと思っていたら、京都駅から電車でわずか10分。地元の人に聞くといい場所ってあるんですね。じゃあ、ということで宿を取った。

夜の到着でしたが、確かに人気がなくて、私の自宅近辺のような住宅街の気配がある。しかし歩いて行くとそこここにいい雰囲気のお店があったり、かと思うと歴史を感じさせるような民家が建ち並ぶ通りもあり、静けさと質感のある空気で一発で好きになった。

歩いて行くと路面電車に出会う。ラーメンを食べて安宿に泊まったのでした。

翌朝、大津駅に向かう途中の坂で振り返ると、建物の向こうに琵琶湖が見えた。ほんとは琵琶湖まで行きたかったのだが時間がない。三井寺も石山寺もすべてセットでまた来ようと思うのでした。

高田馬場にあるブラザーというカレー屋、本日が4度目かな。雑居ビルの裏通りにひっそりとたたずむ手狭なお店は、結構な人気店のようです。11時過ぎくらいに行けば、ほとんど並ばずにありつける。あまり嗅いだことがない華やかなスパイスの香りがして、最初は癖が強いなと思ったけれど、気づけば常連になりかけている。写真はチキン野菜カレー。

何か名作ですって公言することをちょっと躊躇してしまっていた『付き合ってあげてもいいかな』ですが、インタビュー記事が出ていた。人間関係の描き方の解像度の高さとか、大学生の雰囲気のつかみ方とか、いいなと思っていました。

読み漏らしてはいけない! 大学生の恋愛描いた傑作 たみふるさん1万字インタビュー|47NEWS(よんななニュース)
47news.jp/10908439.html

だから何だ、という話ではないです。ただ、いい作品だと思うので。

上野三碑で知られる「山上碑」(681年の石碑)に行ったのだった。

辛己歳集月三日記
佐野三家定賜健守命孫黒賣刀自此
新川臣兒斯多々彌足尼孫大兒臣娶生兒
長利僧母爲記定文也 放光寺僧

「佐野三家(さののみやけ)を定め賜える健守命(たけもりのみこと)の孫の黒売刀自(くろめのとじ)」とか、「母の為に記し定むる文也」などと読み下せるので、日本語の語順になった漢文として有名。この時代の漢文にはこうした日本語の語順が反映しているものがあって、同時期の朝鮮半島からも中国語の語順に違背する碑文が存することから、その共通点が話題になることもある。

wikipediaによくまとまった記事がありますね。
ja.wikipedia.org/wiki/山ノ上碑

forest.watch.impress.co.jp/doc

シリコンチップのMacでWindowsを使うには仮想環境しかないわけですが、私はParallelsを使ってました。が、今朝大きなニュースとしてVMwareがBroadcomに買収されたことに伴いフリー化したと。

正直Parallelsはよく使い方が分かっておらず、かつてLinuxをいじるときに使っていたVMwareのほうがありがたい。いまんとこParallelsは有償サービスで使っていたが、VMwareの挙動を見て、良さそうならPrallelsは切る予定。

クジラの言語にこれまで言われていた以上に複雑な構造がありそうだ、とのこと。動物言語学は急激に進化するかどうか。教科書の書き換えまで話がいくのかな?

technologyreview.jp/s/335765/t

山形に住んでいるとき歩いて30秒くらいのところにあるロースターが好きで、ずっとそこで買ってた。埼玉に引っ越すとき、近所に美味しいロースターが見つかるまで通販で買う!って言いながら、なかなか山形とご縁が切れない。

auroracoffee.jp

関東で色々試した。6年目でようやく見つかった。それは三徳というチェーンスーパーが売ってる豆です。まさかの200gで500円くらいです。いわゆるスペシャルティコーヒーのクオリティだと私は思います。でも500円です。よそなら1200円、下手したら2000円取るところあるよ。

いまや山形のオーロラコーヒーは、山形が好きだから買ってるところあるけど、三徳の豆でも満足できるなと思ってます。どうなってんだ三徳。

あ、別に私は味覚がすごく優れているというわけでもないと思うので、これは純粋に好みの話です。だから改めて堂々と言わせてもらうけど、ライトローストがうまいという言説はクソだな!

彼岸からは以上です。

そうだ、コーヒーのことを書いておかなくては。

フローラルな香りがするライトローストがどうにも苦手だ。ライトローストなやつにも色々あるけれど、独特なナッツっぽい香りがするやつが特に苦手だ。しかしこれはサードウェーブ以来、ずっと流行している気がする。私がコーヒー好きだと表明すると、何かの折にこれを送ってくださる方がいらっしゃるのだけど、善意というか好意というかそのありがたさは一応受け止めるのだけど、本当に困る。

ごめん(誰に謝っているのか)、これでも遠慮して書いてます。有名なロースターのコーヒーです!つって、いただいた豆がライトローストだったりしたときの落胆というのがあって、流行の美味しいやつという期待のハードルが上がった上での落胆は、朝から気持ちを本当にどんよりさせてしまうのです。もう善意とか好意とかではカバーしきれないやつです。

じゃあお前はどんなコーヒーが好きなのかというと、スタバみたいなシアトル系という意味ではなく、しかし割と昭和のコーヒーみたいな深い焙煎のやつが好きです。ちゃんと言うと昭和のコーヒーの一歩手前くらいが好き。何が好きかというとフツーな感じがするからです。じゃあスーパーでフツーの豆買えや!というとそうでもなくて、フツーでも美味しいやつがあるんですよ。

KATO Daikaku さんがブースト

昨今の日本語変換は、おかしな変換をサジェストしてくるなー。インティマシーと書いたのにインディマシーを出してくる。うっかり確定して出してしまった。最近こういうの多いなー。

連休の最後にネトフリでやってるシティハンターを観た。あの下品極まりなかったはずの作品がネトフリでどう映画化されたんだろうという好奇心と、鈴木亮平が完全に冴羽獠だという怖いもの見たさで。で、巷で言われるように安心してみられる下ネタだったし、完全な冴羽獠だった。もちろん鈴木亮平は素晴らしかった。

エンディングロールではインディマシーコーディネートされていることも分かった。主役2名のインタビューも何かで見たが、ヒロインは女性も安心して見られるもっこりだと語っていた。

エンジェルハート編はどんなんだったか。Amazonで原作無料公開してるのを見たが、コンプライアンス的な意味で、記憶の数倍酷かった。あれをよくリメイクしたものだ。今の水準では主人公はとんでもない性犯罪者ということになる。

10年前、ベイマックスがポリコレ的によくできているという評を見た。確かにあれから日本もこういう作品が作れるようになった。きちんと作れば安全で下品なエンタメは作ることができるのだ。togetter.com/li/764958

使ったことがないjrelq.clsでsectionも変更できないし、タイトルは2段組をぶち抜くやつはどうすればいいんだとか、enumerate環境で漢数字をどう使うんだとか色々ありましたが、一番辛かったのは表ですね!表が横向きになるんすよ。力業で「\rotatebox{90}」をかましました。そんでwraptableなどは段組をまたぐにはどうすればいいのか、最後まで分からずにもう1段に収まるように「\scalebox」でこれも力業で小さくしました。

世間には文学系の研究者なのにTeXで縦書きを実行している大学院生がいらして、先日その方にお会いしてマジリスペクトと思ったことでした。(見てます?)

参考文献一覧の年号んところを漢数字にするとかはもう真の意味で発狂するので、手を入れるのを辞めます。もう仁義は十分に切ったぞ!もう今日は店じまい、ボトル開けるぞ!(2/2)

たぶんTeXで生まれて初めて縦書きで原稿書いた。できればずっと横書きでいたかった気もするが、このたび投稿する雑誌は大学院生の頃強気の横書きで投稿したら「横書きだったんで編集がすごい迷惑だった」と殴り書きのメモ書きが返送されることがあって、憤懣が字面で強烈に味わえた経験があるのだった…。じゃあ25年くらいまえのお詫びをする気持ちで、いっちょ縦書きでやってみますか…ということでトライしましたが発狂して死ぬかと思いました。ごめん、25年前の編集の人!心から反省しています。

で、発狂しながら、こういうときこそChatGPTだな、と思ったらこれがハマりました。実際エレガントな解決方法じゃないんだけど、見た目が縦書きとしてギリギリ成立していればいい、どうせ採択されたらプロが組んでくれるわけだし、ということで、水面下で足をバタつかせながらも表情はなんということはないという版面となりました。(1/2)

コロナで他大学の利用者を受け入れていなかった専修大学図書館で、ようやく文献調査ができた。実際、昨年から受け入れていたようだったけど、こっちのタイミングが合わなくて…。でもコロナ下(この漢字変換もありでしょう)でずっと希望出していたやつなので、少し感慨深い。

これまで直接所蔵先に閲覧願いを出すという方法を取っていたけれど、所属大学図書館の紹介状が必要というパターンは初めてだった。この方式だと極めて事務的で、図書館が間に立つから先方と名刺交換とかもなく、礼状も不要。むしろ自分の所属図書館にお礼をお伝えしたくらい…。

まあ直接お願いをして断られるときのショックもそれなりにあるので笑、事務的な方が気が楽は楽ですけれど。同じモノを対象としていても、研究者や研究機関にとっては学術、所蔵者にとっては私的な宝物ということになるので、見せていただくときのプロトコルは当然違うものになるわけです。

私は不届き者で、若い頃は原本など見なくても研究できると思っていたし、「見せてもらえるポジション」という政治性も問題だと思っていたので、敢えての影印やネット画像だった面もなきにしもあらずですが、ネット画像がこれだけ一般化してしまうと敢えて逆の価値を考えてしまうというか…基本不届き者なんだと思います。

毎週日曜日のお遊戯会こと『光る君へ』。いよいよ香炉峰の雪は…が出てきた。鉄板ですね。

それはそうと、毎度思うのですが吉田羊の縁起はなんかこう、ビロードのごとき深みと滑らかさがある。一人だけ異彩を放っているように私には思えます。

そしていつもそのたびに想起するのがハマーン・カーンです。あるいはクシャナ。どっちも実写でやるなら吉田羊でお願いします。

2000年代にオープンコースたるMOOCが現れて、e-Learningは大規模化に向かいました。オンデマンドは少人数授業よりも大規模であれば大規模であるほど効果を発揮するなどと読んだことがあります。大規模であれば学習コミュニティができたりしますし(そういう機能もサポートしている)、学習到達度を統計的に確認できるので、こちらも難易度を調整したりしやすい。

ある本によれば2020年代は個人の好みや個別の要望に応じたサービスの提供が必要になっていくだろう、と推測されていて、Teaching Assistantが入って細かくサポートしていくことと補い合いながらやっていくのが良い形でしょうね。私の授業は80名程度なので、このスケールだと対面でやるのとあまり変わらないかも知れませんが、繰り返し動画が見られる、受講の場所を選ばないという科目の強みを生かして、工夫を考えたいと思います。

あと10年すれば、このTA的な細かいサポートはAIがかなりできるようになるでしょう。今も企業のみならず、多くの大学でチャットボットを導入して相談業務を軽減していますよね。ならば授業にも当然実装されていくだろうと私は思います。それと専門家たる人間の教員がうまくコラボすることが求められていくのでしょう。

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