バッハの弟子であるらしいクレープス(?)……の作品らしい。

バッハはこの弟子を優秀であると見做していたらしいのだが、この曲の前奏曲部分におけるペダル声部の巧みさ(?)とフーガ部分の技法の充実は確かに優秀だと自分も思う。

フーガ部は二重フーガをベースとしていながらも、第一主題に新たな対旋律が導入される点がバッハには無かったやり方かと思われる。

そもそも二重フーガを書いてくれるだけでも有難いと感じるのだが、もっと欲を出すなら第二主題はもうちょっと旋律性を出すというか主題らしさを出してみても良いのではないかと思う。

"Krebs - Krebs-WV 402, Prelude & Fugue in C minor w/ score" を YouTube で見る youtu.be/ZFZMNpkMPRM

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バッハと比べると終止形には工夫が見られるように思う。

というかこれは恐らく傾向の違いなのだろう、バッハは正統的な如何にも終止形ですと宣言するタイプの堂々としたクライマックスを描きたがっていたように自分には思われる。

一方、クレープスは今のところ自分はまだ多くその作品を聴いてはいないものの変化を加えつつより淡白な終止を築いているように思われる。
加えてクレープスの方がアーメン終止的なⅠ−Ⅳ−Ⅰの終わり方に寄せていっているような気はする。

こういう傾向は両者がどのような場の為に書いたかが影響しているのだろうか、つまりクレープスはオルガン向け(つまりは教会向け??)に書くことが多かったというような?
……この件に関しては、もう少し調べてみてから判断を下そうと思っている。

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