今村夏子作品2冊読んでの感想
今村夏子/あひる
今村夏子/木になった亜沙
読了。
「あひる」はあらすじから想像したよりもまとも(まともとは?)な家族だった。
他2篇は色々と繋がってるのかな?何か意図があるのかしら?と探りたくなるような内容だった。
木になった亜沙は3篇とも現実と非現実の境目が上手いことあいまいに描かれているので、すごく不思議な読書体験だった。
どう考えてもファンタジーというか非現実的なのことが起こり始めるんだけど、不思議とスルッと受け入れて読み進めてしまえた。
どれもちょっと悲しい、切ない、可哀想な物語ではあった。
嬉しかったのが解説を村田沙耶香氏が書いていたこと!
今村作品と村田作品の世界観が似ていて、村田作品が好きだったからこそ今村作品にハマれたというフシがある。
そんな勝手に縁を感じていて大好きな村田沙耶香が担当していてワクワクしてしまった。