北斗信仰について引用メモ。
#光る君へ
「その信仰方法にはいろんなものがあったわけで、北斗の字を朱書することや、 剣に七星を描くこともその一つであったろう。なかでも、最もオーソドックスな信仰方法は「四方拝」であり、それは、道教教典 『北斗本命延生経』などに記載されている。(→)
https://fedibird.com/web/statuses/112110902145876050
「さらに再拝して、次のような呪文がとなえられる。
賊寇之中 過度我身
毒魔之中 過度我身
毒気之中 過度我身
危厄之中 過度我身
五鬼六害之中 過度我身
五兵口舌之中 過度我身
厭魅呪咀之中 過度我身
万病除愈 所欲随心 急々如律令
(→)
〈青斑石鼈合子〉これだな。拡大すると反転した北斗七星が甲羅上に見える。「蛇紋岩製での形を彫り出して蓋として、腹の部分に八稜形の皿が収まるようになっている。鼈の両眼は深紅色の琥珀をはめ込んでいる。…甲羅には、北斗七星を反転した形が金と銀で描かれている」 https://shosoin-ten.jp/info/treasures/000284/
「次に天地を拝む座において、北に向いて天を拝み、西北に向いて地を再拝。このあと、南の座において山陵に向かって再拝する。「急々如律令」で終わることでもわかるように、これが道教に基づく呪文であることはだれが見ても 明らかであろう」(福永光司・千田稔・高橋徹『日本の道教遺跡を歩く』)