先日、北海道江別市で採れたニンジンの束を買いました。今日見たら、放置していた間に新芽が出ていたので慌てて調理に使っています。また細切れにしてチーズと一緒に焼く!
関連インタビューのリンクもつけておきます。
日本でも翻訳されてほしい本ですが、海外文学読者とゲーマーの層の重なりとか、未訳作家が大半の件がきびしいでしょうか……。序文のラストはBloodborne→SEKIRO→ELDEN RINGと怒涛のフロム・ソフトウェア語りなんだけど、皆さん興味ないかな。
https://electricliterature.com/critical-hits-writers-playing-video-games-book-anthology-interview-j-robert-lennon-and-carmen-maria-machado/
カルメン・マリア・マチャド&J・ロバート・レノン編の、作家がひとりずつゲームについて語ったエッセイ集'Critical Hits: Writers Playing Video Games'(2023.11, Graywolf)を読み進めています。
有名どころではナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー、チャーリー・ジェーン・アンダーが参加。
Under TaleとHollow Knight語りがあれば、FF6のティナへの感情移入の思い出もあり。アジェイ=ブレニヤーは、父の友人と父の葬儀と絡めてDisco Elysiumを語っています(二次創作的なパートもあり、著者自身の〈内陸帝国〉がしゃべりだしたりする)
https://www.graywolfpress.org/books/critical-hits
早いものでMastodonに来て1年くらい経ちます。おかげさまでXより心穏やかに暮らせています。フォローしていないユーザーの投稿が流れてくる機会も少ないし、変な広告がしきりと投稿の間にはさまってくることもないので快適です。
新刊情報や美術展情報の仕入れ先がない問題は、あきらめて自分の足と目で探しています。
絲山秋子『神と黒蟹県』(文藝春秋)は架空の県の詳細をこまごまと書き込んだ連作短編集。登場人物として神がいるし、峠にはにぎわっているもののどこにも出入り口が見つからず「異世界ファミレス」と呼ばれるマヨイガっぽいものがあるし、最終話では火星探査が報道されます。存在しない方言のそれっぽさも見どころ。
2023/11/13発売。
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163917757
バーナディン・エヴァリスト『少女、女、ほか』(渡辺佐智江訳、白水社)をパラパラめくったが、すごい。12人の生きざまがつづられている小説で、キャシー・アッカーやアルフレッド・ベスターの訳書並みに翻訳技巧が炸裂している。マクドナルドでのバイトに関するところとか原文を確認したくてたまらない。
https://www.hakusuisha.co.jp/book/b628114.html
昨日のさいたま国際芸術祭と合わせて、フィクションを生み出し、恐怖や希望で人を操る功罪について考えてしまいます……。
https://fedibird.com/@biotit/111470417841344549 [参照]
横浜の金沢文庫で「特別展 廃墟とイメージ ─憧憬、復興、文化の生成の場としての廃墟」を観ました。会期が本日までだったので駆け込み。
日本には長年残る石造りの廃墟がない。というわけで、あばら家の表象、法華経の火宅三車(“苦しみに満ちたこの世を、火炎に包まれた家にたとえた語”)を燃える邸宅としてそのまま描いた絵、病や害虫に襲われる人体を描いた絵(展示パネル曰く“廃墟としての身体”)などが展示されている。
会社員ときどき文筆業。
Japanese SFF book reviewer & anthologist