夜の散歩に行き、書店の店内でふと違和感を感じて頬にさわったら蚊が逃げていきました。もうしっかり吸われた後だったので、いたく悲しんでいます。
今週末は、世田谷文学館で中央アジアをフォーカスしたイベントもやっていたんですね。情報蒐集不足でした。
https://www.setabun.or.jp/event/20241117/
第3回フェデラルフェスティバル(ミャンマー多民族祭り)@戸山公園をのぞきに行きました。チャリティーイベントかつ少数民族の文化称揚の面があります。屋台の呼び込みが元気でした。
私はマトンの油煮込みセイッターヒン(ဆိတ်သားဟင်း)とダンバウ (ဒန်ပေါက် )のお弁当を買いました。食べるラー油系エビふりかけのバラチャウンも添えられていました。
ダンバウはビリヤニの親戚ですが、今回食べたものはレーズンやセミドライのカシューナッツ、人参と油分が大量で、むしろプロフっぽいです。
他に、お茶(チャイみたいなやつ。ラペイと呼ばれていました)やスペシャルティコーヒーを飲みました。アーティストの絵画が印刷された服やトート、軍事独裁政権への抗議グッズ、伝統的織物なども売られていました。
先週は、アンドレイ・クルコフ『灰色のミツバチ』(沼野恭子訳/左右社)を読みました。
物語が幕を開けるのは、ウクライナ軍と親ロシア勢力が争う前線のグレーゾーン。その小村には主人公の半隠居した養蜂家セルゲイ・セルゲーイチ(49)と、腐れ縁の元同級生パーシャしか残っておらず送電も絶えている。ウクライナのパスポートを持つがロシア語話者のセルゲーイチは、村を出て南下するが、村の外もまた不条理で、なにもかもさだかではなく、ユートピアではないのだった……。
悲惨な境遇も描かれていますが、情けなくコミカルな場面も多く、分厚いけれどあっという間に読めました。好きな本でした。
最後のほうでミツバチが灰色になっていたり、ミツバチにまつわる悪夢を見たりするシーンでは、ふとミヒャエル・エンデ『モモ』の「灰色の男たち」を連想しました。
https://sayusha.com/books/-/isbn9784865284355
ブッカー賞受賞の『Orbital』、Audibleで聴き放題対象だった。
SFというよりは宇宙船の中で人間模様が見えてくる的な作品なので、それほど複雑ではないはず。時間も5時間ぐらいの短さなので、ランニングがてら聴いてみようかな。 #読書
予定の合間に、眠気ざましにコーヒーミルクティーなるものを初めて飲んでおります。カップ&ソーサーが乳牛をアピールしているのも気になる。
由来は諸説あるらしい。19世紀に香港で貨物船の荷下ろし夫が気合いを入れるために飲んでいたとか、軽食店で1952年に開発されたとか。いずれにせよ庶民の栄養ドリンクだったのかな。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/鴛鴦茶
会社員ときどき文筆業。
Japanese SFF book reviewer & anthologist