個人的にfateにおける英雄たちとは「人理の陰法師」にしかすぎなくて、ホロアタかどっかで兄貴だかが「英雄はもれなく悲惨な死に様を辿る」的な話をしてたり、「死者は生者に勝つことは絶対なく、その先も干渉し続ける事はできない(つまりこのコンテンツはここで終わるんだよ、という幕引きの通達)」というあくまでいま現在を生きている人たちに過去の残滓は勝ち得ない(それでも美しいものは残るのだ)、というスタンスが切なくもあり好きなのだけど、
それはSNでの「死に向かう少女に向けての餞」という別側面でもあり、
fgoという士郎くんとセイバーというパーソナル関係性の話から放たれた、「英雄たち」にフォーカスを当てた今では、死者は幕引きを持って生者を鼓舞するのではなく、死んでもなお得るものがあり、生き続けるものがあるという新たな展開に目を向け始めたのかな、とメモリアルムービーを観ながら色々考えてた…
そしてそれは神話や寓話という物語の形と相性が良く、メモリアルムービーのあえての平面装飾的な演出は正に!という感じで何度観ても心地よい