【樹海惑星の艦種メモ3: 対生物用艦艇】
・駆逐艦: 現実世界の水上艦が「水雷艇駆逐艦」であるのに対し、この世界の場合は「攻性生物駆逐艦」であり、生体兵器や機械ではなく原住生物との戦闘に特化した特殊用途艦となっている。非殺傷型の音響兵器や忌避剤などを搭載し、固有武装は機関砲や軽ミサイル程度。生物相手の任務ゆえ乗員は他艦より厳重なNBC防護がなされており、艦体も耐酸耐アルカリ耐脂素材で覆われている
・駆逐艇: 漁船を改造して駆逐艦の簡易版にしたもので、城邑近傍での「生物群制御(フロックコントロール)」ではこちらの方が目に付く機会が多い。駆逐艦と違って戦闘は意図しておらず、武装は捕鯨船などと同程度の人力操作される機銃にとどまる
・防除艇: 施設などにこびりついた生物をひっぺがしたり、こびりつかないように処置する作業艇の一種。やはりNBC防護がなされており、複数の撤去作業用のロボットアームと薬剤散布用自在ノズルを持つだけでなく、焼却処理用の重火炎放射器(陸軍&民生仕様)を持つ
・焼灼艇: 作業艇のようだが一応戦闘艇に分類されている。NBC防御のみならず耐熱防御と防弾にも配慮され、超大型火炎放射器と自衛用の機銃を持つ。病原性有害生物群や敵対勢力施設を焼き払う手段として油脂焼夷弾の次に多用される