図書カード:ヴィヨンの妻 https://www.aozora.gr.jp/cards/000035/card2253.html
Podcastで「ヴィヨンの妻」のラジオドラマを聴いて懐かしくなった。これも読んだのは高校時代だったと思う。当時ダイソーで文庫本を扱っていて、結構買った。前に書いた「オツベルと象」もそう。
夫の「女には、幸福も不幸も無いものです」「男には、不幸だけがあるんです。いつも恐怖と、戦ってばかりいるのです」という言葉が何故か好きだった。感心も納得もしなかったと思うけれど。
苦悩とか孤独とかに惹かれてしまうところがあるからかな。自分でも悪趣味だと思うが。
「人非人でもいいじゃないの。私たちは、生きていさえすればいいのよ」という妻の言葉は、今なら少しわかる気がする。
#蝸牛のつぶやき