「させていただく」は、誤用ごいうよりは、誤用が多い、ということみたい･･･
「させてもらう」が元の形だから、大元は、相手の許可を得てある行動を取る、という形に（「勝手にさせてもらう」みたいに強制的に許可をもぎとることで自分が「勝手に」動くぞ、というのを強調する使い方もあるけど）。
なので、「相手の許可がいるようなもの」でないと「一体誰に向かって言っているんです？」ということに。
「議長を務めさせていただきます」みたいな言い方は、微妙なライン。その場にいる人たちに選択権がないなら「おかしい」し、皆が話し合った結果、「じゃ、○○さんで」となったなら、許容範囲に入る。
議長でなく司会なら、大概アウト（予め司会は、聴衆に関係なく定められていることが多い）。ましてや、「部活でご一緒させて頂いた･･･」辺りになると、意味合い面では、ずれた状態に（まあ、「お前、俺と同じ部活をやっていいぞ」と許可を出した、というなら･･･しかし、まずそんなケースはないわけで）。これが、部活でなく、「前回のプロジェクトで」になると、そこにいる人々との関係性によって、適切になったり、適切でなくなったりするので、結構使いどころが難しい（まあ、敬語だもんね･･･）。
「用意させていただきます」なんかも割とありがちだけど、微妙ラインなことが多そう。
後、敬語って言葉的には重量がちょっとあって、「もたついた」部分があるので、適切に使われないと、うっとうしさが出てしまう。
「用意させていただきます」→「用意します」「用意致します」
必要がない場面であれば、「させていただく」が入らない方が、スマートな響きになる。
他方、元の意味とは違う意味で使われるようになるケースは、山のようにあるので、このまま定着して行けば、「便利に使える丁寧語（本来は謙譲語）」なポジションになる可能性もある･･･かも？
最近、店員さんが「ご注文を繰り返させていただきます」と言い出して、？な気分になっている。
強制感と丁寧感がコラボして、妙なニュアンスを感じちゃう。
それこそ、「繰り返させていただく！！」強い決意！！
「あっ、ハイ...どうぞ...いや、そんなに気合い入れんでも...」
みたいな(笑)。
「繰り返します」だと、そっけなく聞こえる気がするんだろうな。そっけなく感じたことはないが。でも気持ちは分かる 
語尾にくっつけておけば何とかなるので、便利ではあるかも？
多少おかしくても、丁寧感とか、独特の一生懸命さとかは出る。
ただ、連発されると、させていただかれ過ぎて、めっちゃ読みにくい。
多用する文章には、文法間違いも入りがちというのもある...。
頑張らさせていただきますとか。言わんとすることはわかる。頑張りますでいいと思うけど。
個人的にはバランスの悪さが気になるし、すっきりした表現の方が好きやな。
すっきりした言葉は、工夫と美しさを感じる。
島崎藤村に興味はないが、先日読んだら、うまかった。
やっぱり、さすが...うううん！
何とも言えず上手い。
かなり昔の文章だけど、やっぱり美しかった。
不思議やなー 
@NatsumikanJelly
あんまり変なタイミングで使うと、「勝手にさせてもらいます」系の圧迫感が出そうではある･･･。反語系の「語句の表情」みたいなものもあるからねえ･･･
まあ、どういう語句であれ、意図的に分かってわざと重ねるのでない限り、何度も同じワードが連発するってーと、うっとうしい＆分かりにくい状態には、なりやすいよね。
「させていただきます」は、文字数多いから、余計に見づらく/聞きづらくなりやすそう。
･･･良く考えずに文を組み立てると、ついつい同じ語句を使ってしまいがちなんだよね（自分の投稿も割とそうなっている自覚はあるが、面倒なので、ついついそのままにしがち･･･）
それはそれとして。
ちょっと昔めの文章は、きれいなの多いよね･･･。きれいというか、端正というか。ちゃんと考えて、練り込んである。
練り込まず文章書き散らかしの垂れ流しな自分を反省してみたりもするが、まあ･･･結局垂れ流しになるのであったorz。