「何故、みずほ銀行の不祥事が目立つのか?」
日本社会の特徴は大企業支配にある、と度々投稿しました。
そして、この大企業支配システムが、WWII後の「六大企業集団」から、21世紀にかけて再編されたながらも継続していることも。
今日はアネクドット的に。
かつて「都市銀行」は13行。それが現在は5行。メガバンクは3行です。
その内、特に「みずほ銀行」については「システム障害」などの「不祥事」が多く報道されているように思われるのでは?
これには理由があります。
三井住友は合併の際、事実上住友が吸収合併。三菱UFJ(三和・東海・東京)も三菱優位です。ですから、社長、専務、取締役の数は、住友系、三菱系が多くなる。
ところが、第一勧銀と安田(富士)が「対等」に合併した「みずほ」は内部で権力闘争がまだ終わっていない。従って、双方「相手側」系列の不祥事の際に外部にリークするので、「みずほ」の不祥事が多いように見える。
ことほど左様に支配層内部も「醜いいがみ合い」を続けているのです。
ただし、被支配層に対しては断固として団結。
カラスの集団でも序列が上の個体同士は「連携」、下位の個体ほど孤立しているそうです。
やはり少数支配のためにはー多数派を分断しつつー相互「連帯」が必要が必要なようです。
BT)メインバンクを中心にした六大企業集団は1990年代に一度解体・再編されたとされています。
例えば東芝などはその際に、原子力投資という愚かな選択をして「こけた」際に、ゴールドマン・サックスを中心とした外資に乗っ取られ、絞れ取られた挙句倒産しました。
また三菱自動車のように、三菱グループから離れ、日産の傘下に入った企業もあります。
にも関わらず三大メガバンク、三井住友、三菱UFJ、みずほ、はすべて六大企業集団時代のメインバンク。軍需産業、重電、ゼネコン、鉄鋼・金属、そしてガス・電力の部門などは、大まかに言えば六大企業集団時代の支配の顔ぶれとそう変わらない、と言えるでしょう。また日本に特徴的な大企業福祉の典型、という点でもこれらの企業は、ソニーはパナソニックなどの家電企業とは異なり、牢固として存続し続けています。
ですから、これらの大企業の正社員は当然「体制」支持となる。三菱重工などは入社の際、完璧な身元調査を行い、中でも望ましいのは親子三代、あるいは一族郎党三菱の社員の息子です。これで「団結」・「組織」の三菱といばっているのだから、開いた口がふさがらない。
三菱電機の相次ぐ「不正」事件などは、当然組織ぐるみの長年の慣行でしょう。
1990年代の六大企業集団の解体と再編はまた改めて。
自民党のど真ん中に未だに大久保利通の子孫がいて威張ってたり、日本の大企業支配における「六大企業集団」の話とかでもそうなんだけど。
支配する側って、100年とかのレベルでずっと居るんですよね。
ときどき新興企業が出てきて「就活生に人気」企業みたいになるけど、景気に左右されるし、リストラとか買収されたりしてそのうち小さくなっていくところも多い。(例外はありますが)。
「六大企業集団」みたいなところは、戦前から政府とがっちり手を組んで、景気に関係なく”着実”にお金儲けしている。
(いわゆる「徴用工」問題で訴えを起こされる企業も、未だに政府に寄り添って利益をあげている)。
支配する側は、長いこと支配していろいろやっているので、簡単にはひっくり返らないだろうけど、そういうものだと思って、こっちも腰を据えてやっていくしかないですね。
がっかりしてしまうこともありますが、いつだって、
「たたかいはここから、たたかいは今から」です。
楽しみが明日配信される『テッド・ラッソ』しかない🥲まあ無いよりはマシだけど。
"1950年レッドパージの嵐が吹きまくったころ、新劇俳優・加藤嘉と結婚した山田は世間から“アカくなった”といわれた。そのとき、彼女はハッキリと言いきる。
「貧乏を憎み、誰でもまじめに働きさえすれば幸福になれる世の中を願うことがアカだというのなら、私は生まれたときからアカもアカ、目がさめるような真紅です」"
山田五十鈴「芸能人別帳」(竹中労、ちくま文庫) - 士はおのれを知る者のために死す - https://hibiky.hatenablog.com/entry/20051120/1445641929
学術会議法は学問の自由が奪われた戦前の反省を踏まえて今の形になっています。
そして、防衛政策のためにそれを変える必要があるという発想は、学問の自由やそれを支える表現の自由よりも、軍事的なものを優先しようとする軍国主義(militarism)であり、社会にとって危険な兆候です。戦前には、そのような発想が極まり、防衛で守るべき国民を犠牲にする事態が生まれました。似た空気がある今、重症になる前に踏みとどまる必要があると考えます。
https://chng.it/h7ctRKtvdw
"「…もう少しゆとりというか遊びを持った、効率とは違う原理をもつ社会の分野を、もっと厚くしないといけないでしょう。社会保障を充実させることはもちろん、医療で言えば、人員も病床ももっとバッファを持った体制をつくるべきだし、経済で言えば、国内の雇用を安定化させ、生産も、より自国に戻していくべきです。株価を上げることが正義、という経済合理主義からすれば『後退』と映るかもしれませんが」
「それは、国内的に言えば、新自由主義路線から社会民主主義に舵を切るというか、戻すということです。共産主義がいいと思っていた二十歳ごろの僕からしたら、こんな発想は考えられなかったけど。社会民主主義なんて、生ぬるいプチブル的な思想だと思っていましたから(笑)」"
坂本龍一「“無駄”を愛でよ、そして災禍を変革の好機に」 文明をバージョン1.5に進化させるために | 朝日新聞デジタルマガジン&[and] - https://www.asahi.com/and/article/20200522/12369021/
「閣議決定」という呪文
引用の方がおっしゃるように、また私も何度か投稿したように、「閣議決定」という言葉、現在呪文のようにTVなどで頻繁に流されている。
これは要するに旧来の自民党政権は、法案制定にあたり、各省事務次官級会議での「確認」を得る慣習だった。実際の法案を作成するのは、当該案件の省庁官僚なので、この「確認」が取れない=法案作成ができない、となる。
「閣議決定」とは、この「確認」をやめた、つまりパワーエリート内で、官僚(行政官)の地位が下がった、ということ。
逆に、内閣府設置+小選挙区制導入によって、自民党執行部=政権の「独裁的」な権限が強まった。
これは、かつての利益配分政党から文字通りの「独裁」政党への変貌を意味する。
これは元来議会制民主主義がもっていた立法と行政の「一致」から来る「独裁的傾向」を加速することとなった。
日本の場合、元来司法は最高裁事務局のコントロール下にあるので、統治機構上もパワーエリートの「独裁」が可能になった。
一般市民の意見が「入力」されるのはルソーではないが、「選挙の日」だけになっている。
従って、当然SNS含む「世論操作」に力が入る。
現在の政権、治安警察、電通、そしてどの案件にも介入する経産が突出する背景です。
ただし検察、財務は健在。
QT: https://toot.blue/@GALGAL999/109979917475235594 [参照]
ストレスと悲しみから本をポチりそうになる衝動と戦っている。因みにこの本。ままごとや人形用の小さなものも含めてティーセットが好きなので…
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映画、音楽、アート、本、動物、Ben Whishawさんに夢中。全ての差別に反対。 🏳️⚧️🏳️🌈 ☮️#トランス差別反対 🏳️⚧️🏳️🌈 #ノンバイナリー差別反対 #人権 #SexWorkIsWork #戦争反対 #NOWAR