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もちろん現在もアジア系差別は酷い状態だけどドラマの中でクラウディアがアジア系だからという理由で差別される場面は見終わった後すぐでも思い出せないレベルで少なかった(あるいはなかった)ように思う。悲惨な現状を突きつける作品も、そして未来はこうあるべきだというビジョンを提示する作品も、どちらも同様に必要だと感じる今日この頃。

リンダ・リンダズの曲はこのドキュメンタリーのために作られたんじゃなくて元々あったっぽいな。

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しかしクラウディアと姉ジャニーン、祖母ミミを掘り下げるエピソードは本当に素晴らしかった。アジア系の家庭が子に与える重圧、マンザナール(初めて聞く言葉だった)と関係する祖母ミミの過去、単なる好奇心の発露だったクラウディアのアートが「文脈」を獲得する瞬間、全てが有機的に絡んでいた。後のエピソードでクラウディアが「お任せ」とだけ日本語で発話するところも細かい。三人を演じる役者もみんな素晴らしかったな。

またドキュメンタリーの『クラウディア・キシ倶楽部』も見た。

クラウディア・キシというキャラクターとその存在自体にエンパワメントされた人たちへのインタビューを中心に、(おそらく)原作の章立てを模したような区切り方と、手作りアートっぽいデザインで構成されている。お菓子から着想を得るところとかファッションスタイルとかかなり忠実に再現されていたんだなと知る。しかしアジア系がどのように差別されているかを描いた80〜90年代の原作に対してただそれを再現するのではなく、歴史的な悲劇を明示しつつ現代はどうあるべきなのかを作品全体のトーンをもって示していたドラマ版はチューニング具合が素晴らしいと改めて思った。

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ベビー・シッターズ・クラブ シーズン1
4K ドルビービジョン
撮影は全編8K(!)らしい。

とにかく子役が一生懸命演技しててそれだけで見てられる。こっちで先にソーチー・ゴメス見てた人はMoMに出てきた時の喜びもひとしおだっただろうな。カレン役のソフィア・ リード=ガンツァートには毎回爆笑させられた。美味しい役だったな。

しかし一見ポップで軽く見えてその実重めのエピソードや社会のあり方と深く関わる話が多くて割と食らった。また気になる部分もなくはなく、文化と言っちゃそれまでだけどローティーンに子守を任せるってさらに彼女らを子守りする人が必要な年齢では……?とか思っちゃう。具体的な部分だとステイシーの糖尿病の話は彼女の障壁を乗り越える勇気に感動しつつ12〜13歳の子が持病をあんな大勢の大人の前で公にしないといけないのか……?とか思っちゃったし9.10話のキャンプで社会運動を始めるエピソードは骨太だなと思いつつ10話序盤メアリー・アンのハンセン病を揶揄するような台詞とクリスティの「触ると移る」的なボディランゲージにガッカリ。

女性が死ぬシーンに露悪要素が多かった印象があるので今後も要注意な人かもしれない。

撮影はMini LFみたいだし映像も音楽の使い方も編集も凡で、本当に面白くなかった。最後だけカラーになるのもダサい。

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伯爵

『ジャッキー』はそれなりに好きで『スペンサー』は見てないけど倫理的に批判されるべきところがあると知っているくらいの距離感の監督。ピノチェトをテーマにして「コメディ」のジャンル分けされてる時点で嫌な予感はしていたけど、この『伯爵』を見て史実をいじって茶化すのだけが目的の人にしか思えなくなった。未だに「皮肉」を有効な手段だと信じている古い価値観の人らしい。

ピノチェトや周辺の家族に対してそんなこともしてたのか、とかサッチャーと関係あったのかとか知らなかったことを知れるという点はあるものの、『オオカミの家』が公開されている今このタイミングでこんな風にパッケージングされても面白いと思えるわけがない。そりゃピノチェトという存在をどう受け止めていくのかはチリの人たちの中でも様々ということは理解できるけど、この映画が良い出力方法だとも到底思えない。
会計士のアシスタントに扮した修道女が家族らに慇懃無礼な感じで質問していくところはちょっと面白くなりそうと思ったけどなんなんだあの終盤の展開。気色悪過ぎる。そう思わせるのが監督の狙いとか関係なくやり方も古臭いし映像的な新しさもまるでない。「笑うしかないくらい恐ろしい人だった」と言いたいんだろうがそのために色んな人を踏み過ぎ。

オオカミの家

色々なモチーフが出てきて全然記憶できてないけど魔法の蜜?とか鳥を食べたら黒髪で目も黒い子供が青い目のブロンドに変わるところえげつなかった。画面上にはそんな人たちはいないのに薄っすら合唱の声が聞こえてくるシーンがあったけどあれは録音した場所が施設内だから遠くから漏れ聞こえていたものが入ってしまったみたいな演出なんだろうか。
ただ正直「コロニア・ディグニダ側が作ったプロパガンダ」っていう設定必要かな……?とは思った。クリーンであることを表明するためのプロパガンダがあんな禍々しくなるわけないし普通にコロニア・ディグニダをテーマにした、で良い気が。

併映『骨』
音楽の気持ち悪さは良かった。うめき声みたいなものも出てきたり引っ込んだりしてた。ストップモーションパートは加工も良い感じだったけど実写パートは流石に最近撮ったものにフィルターかけたようにしか見えなかったのでもっと早回しっぽくするとか、やりようはあったと思う。

ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償

冒頭からバチバチに映像がキマってた。ジャズっぽいハーモニーをぶつけまくる劇伴とヒリついた映像が完全にシンクロしてる。撮影もノワールフィルムライクでカッコいい。ダニエル・カルーヤの血走り眼とラキース・スタンフィールドの涙目に拍手。ドミニク・フィッシュバック、アシュトン・サンダース、ダレル・ブリット=ギブソン、ドミニク・ソーンと若手スターも勢揃い。謎めいたリル・レル・ハウリーも良かったな。
これは自分が面白い映画の条件だと思っていることだけど、何を見せて何を見せないかが的確だった。クライマックスの襲撃シーンはもちろん、ジェシー・プレモンスが「外部」になった瞬間顔が映らなくなるとか素晴らしい。『ウーマン・キング』が事実を劇的に描いたのに対しこちらは全体を悲劇として、誰が悪くて誰が悪くなかったかとかそういうのを断罪しない描き方になっていた。ラストのテロップには胸が締め付けられる……。
ただ若干デボラの扱いが悪いなとは思う。妊娠した途端に母扱いになって「母性」強めの演出過多になっていった気が。

しかしやっぱりこれも絶対劇場公開されるべきだった。ダニエル・カルーヤの演説シーンとか劇場で見たら本当にその場にいるような臨場感が味わえたと思う。

当時のダホメで使われていた言葉が掛け声ぐらいで会話に一切用いられていないのは流石に不自然。中盤あたりの歌唱でも英語の合いの手を入れることで処理してたけど英語字幕を使いたくなかったのかな?習得が難しい言語だったのかもしれないけどもうちょっとだけ比率多かったらなー。「私たちの言葉が使えるの?」っていう展開もあるわけだし。あとあくまで人殺しの教育をしてるわけだから単なるスポ根ものに近いテンションで訓練が描かれるのもちょっと引っかかった。外部の人間のせいで戦争させられてるようなものだからもっと俯瞰して起きたこと全体を「悲劇」とする視点もあり得たと思うけど、そうはしなかったということか。
あと字幕でwoman kingがそのまま「女王」と訳されていて、いやそりゃそうなんだけどqueenではなくwoman kingであるニュアンスが死んでしまわない?例えば「女の王」とか、ただの「女王」ではないというニュアンスを伝える何かが欲しかった。

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またダホメから奴隷として連れて行かれた女性の子としてミックスルーツを持つマリクを登場させていて、大元のルーツだけでなくそこから派生していった人たちも取りこぼすまいとする意思を感じた。彼とナウィのロマンス要素は確かに露骨に『ポカホンタス』的というか必要かどうか疑問には思うけど、ミックスルーツを持つキャラクターを登場させること自体が目的だったのかなとも思う。ここに関連してラスト付近でナウィがマリクから与えられた服を着てたけど、別に血塗れでもいいからアゴジェの服を着た方が良かったんじゃないかな。急に征服者側への目線が甘くなったような気がした。あれはイゾギの血であってただの汚れた服じゃないし。
そしてナニスカへの性暴力のエピソードが本当に辛くて、直接描いてないとはいえヴィオラ・デイヴィスの演技が真に迫り過ぎてて十分フラッシュバックも起こし得ると思う。そこにナウィを絡めていくのはちょっと劇的過ぎる気もしたけど「母」性(母性 ぼせいとは少し違うニュアンス)を強調する流れでも無かったのでノイズにはならなかった。
そういった点よりはゲゾに甘いというか描き込みが少ない?こととかゲゾの妻がただの嫌な人みたいに終わったこととかの方が気になる。

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ドルビービジョンだったからかもしれないけど最近よくある「暗いシーンでアクションが見づらい」現象も起きてない。ゴアがどうこうとか言ってる人いたけど「痛み」を感じる描写はこれでもかと入ってるのでリアリティを損なっているってことは全くない。クライマックスのナニスカとオバの戦いとその決着の見せ方なんか本当に凄まじい。そういうのを売りにする映画を見過ぎて感覚変になってるんじゃないかな……。アクションじゃないけど士気を上げるためのダンスシーンも鬼気迫ってて良かった。改めて白人のリズム感に慣らされてるなとも感じた。
撮影に関しては往年の大作みたいな佇まいで、然るべき照明を当てられた役者の表情に、そしてロケーションの美しさに終始目が離せない。ただ個人的な好みとしてラストの取ってつけたような「壮大な景色での〆」は急に安っぽくなってしまった気がした。物語の大きさに見合ったラストカットが必要だと思ったのかもしれないけど、大きな話だったからこそ「一緒に踊らない?」っていうミクロなやりとりで〆た方がよりスマートだったと思う。ミッドクレジットに弔いのシーンを持ってくるのもなんとなくの意図は察せられるけど歯切れが悪く感じた。ナニスカがポジトになった後のどこかのシーンに入れれば意図は十分伝わると思うけどな。

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ウーマン・キング 無敵の女戦士たち
4K ドルビービジョン

Apple TV(iTunesでもある?)でレンタルした。自分らで字幕をつけてるのでめちゃくちゃになってることもしばしばあるAppleだけど今作は強調点(具体的には「ツェツェ」につくもの)のせいで変な改行になってること以外は問題ない字幕だった。

まあどう考えても劇場公開すべき映画でした。万が一この作品のテーマに全く興味がない人間が見に行ったとしても十分に響くであろうレベルで娯楽作として完成度が高かったので日本のソニーは色々と見誤ってる。
キャストの素晴らしさは言うまでもなく圧巻のヴィオラ・デイヴィス、そしてラシャーナ・リンチの表情筋操作力に感謝。あまり目立ってはなかったけどアゴジェの中に一際身体能力の高い人がいて誰だろうと調べたらエシ役のシャイナ・ウェストという人だった。予測変換にmartial artsって出てくるくらいバリバリアクションできる人みたいだから今後も見てみたい。
とにかくアクションが見応えあって、攻撃を受ける側の「手加減」を感じるようなショットがほぼ無い。アゴジェの強さを担保するためのアクションだから細部まで気が配られているのは当たり前なんだけど、それにしても素晴らしかった。

釜山映画祭の公式からアリーチェ・ロルヴァケルの新作の1シーンの画像を持ってきてPCの壁紙にした。あんまりこういうのやらないけどやっぱちょっとアガるな。今回も映像の角が丸くて最高。

デヴォン青木はそこにいるだけでカッコよかったんだけど、どこかの国の訛りがある英語を喋っているシーンがあるみたいでそこは字幕で語尾がカタカナになってた。最初は日本訛りかと思ったけど途中でフランス語(後ろにかかってる国旗から推察するに)を喋ってるシーンがあったからフランス訛りなんだろうか。そういうニュアンスが多分にある演出だったからなのか日本の翻訳側が勝手にそう判断したのかはわからないけどそんなにいい表現ではないと思う。他のキャラクターのロシア訛り(とそれを「〜だべ」調に翻訳した吹替)に関してはあからさまだったし。
しかしこれが吹替だと訛りというニュアンスは伝わらないからかデヴォン青木の役は「〜だろ?」とか「〜しろよ!」といったマスキュリンな語尾になるっていうアダプテーションになってて、こっちの方がマシというかかえって良くなってるような気すらした。カッコいいキャラとも合ってるので吹替もちょいオススメ。

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恋のミニスカ ウエポン
原題 D.E.B.S.

全体的なノリといい安っぽいオリジナル劇伴といいフレームレートも含めたビデオスルー感といいそもそもの設定といい、あらゆる点でスパイキッズっぽくて、10代の頃に1.2.3を見まくってた自分にとっては面白いやら懐かしいやらだった。ホランド・テイラーまでいるんだもん(スパイキッズではコルテス家のおばあちゃん役)。ほとんどデヴォン青木目当てで見たけどジョーダナ・ブリュースターも良かったな。スクート・マクネイリーも一瞬出てた。

随所にくだらないギャグを織り込みつつレズビアンと(フルイディティのある?)バイセクシャル女性の恋愛を真っ直ぐ描いてて良かった。キスシーンとかも搾取的では無かったし、周囲の人間の反応も勘違い男以外はフラット目だったと思う。もちろんツッコミどころは満載だけどそこ含めて楽しい。

Audon で部屋を作りました!
参加用リンク: audon.space/u/@Jura49_89@fedib
タイトル: ムビナナ見ました。

-1時まで

思ってた以上に後ろのスクリーンに出る映像の作り込みが凄くてそっちを見てるだけでも楽しめた。HDR映えもしそう。ステージ床がつるっつるだったのでもう少しだけなんらかのテクスチャーを足した方がより臨場感出たかなーとは思う。歌唱のトラックもライブ感よりははっきりと声を聴かせる方にシフトしてたのであとほんの少しだけ空間に馴染ませるようなミックスの方が好きかもしれない。同様にオフマイクの掛け合いみたいなのも割とはっきり聞こえてたけどこれは確実に需要がある音声なのでそれでもいいかなと思った。バックダンサーが抜かれるシーンはあったけど楽器隊も抜かれたりするとよりリアルだと思う。ホーンセクションにちゃんとマイク立ててたり楽器にピンマイクついてるのがはっきり見えたらさらにリアルになったと思うけど「まあ当てフリか」と勝手に納得した。

そういう気になるところがなかったわけではないけど総合的にはかなり楽しませてもらったし実際感情揺さぶられて泣きそうにもなってるので良い体験になったと思う。おすすめしてくれた友人に感謝。DAY2もタイミング合えば見るか……???

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MCは若干の台本通り感があったけどDAY2ではより砕けた掛け合いをしてるみたいなので対比になってて良いのかもしれない(漫才になってしまうと共感性羞恥がすごいけど)。
構成もシンプルで各グループが2曲ずつやった後また1曲ずつ→冊子にあった大切な曲のデュエットを挟んで最後大団円からのアンコールという流れだったので全く退屈しなかった。自分以外はほとんどペンライトを持ってるマネージャーさん達で、曲後の拍手くらいでしか力添えできなかったのが申し訳ないけど、映画館の中が色とりどりの光で染まるのは今までに見たことがない光景で、ライブ空間の非日常さを別の形で味わわせてもらった。またこれだけキャラクターがいたらお気に入りの人を探すマインドになってしまうのは必然で、アイドリッシュセブンの四葉環が声質カッコよくて好きかもしれない。あと棗さんからは目が離せない。

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劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD

DAY1 イベント版
アイドリッシュセブンのことは友人伝いでなんとなくの知識があるのみ。開演前に特典の冊子を読んで「Incomplete Ruler」という曲には何やら特別な意味があると把握した。

冒頭通常版とイベント版の違いのアナウンスがすでに実際のライブの開演前みたいで面白かった。結構手の込んだ幕間映像と共にじーーっくり会場を見せながら焦らして焦らして、ドン!と最初の曲が始まった時に個人的なことが思い起こされて涙が出てきてしまったけどペンライトも持ってないし曲も知らないから微動だにしてないような人間がいきなり泣き出したら周りの人たちがうろたえるかもしれないと思って最初の曲の内にめちゃくちゃ我慢してなんとか引っ込ませた。
その後は生っぽい人の動きや「ジャンヌ・ダルク」システムを活かした恐ろしく自然なカメラワーク(ヨリを抜く感じが本当にライブBlu-rayとかを見てるみたい)に驚きつつ「このグループの曲は(キャラクター性は抜きにして)現実のあのグループをなんとなくモチーフにしてるのかなー」とかシンプルにこのユーロビート好き!みたいな楽しみ方が出来た。

今回は音楽はペーア・ラーベンじゃなかったけど終盤の「醜い者大会」のシーンで急に劇伴がめちゃくちゃ華やかになるので嬉しかった。木管(たぶんクラリネット)のハモり方が気持ちよかった。

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フリーク・オルランド

パンフはすでに購入していたのでもっとそれぞれの舞台設定がどういうことなのか読み込んでから見れば良かったかもしれない。それくらい設定やキャラクターが入れ替わる割にはほとんど説明がないので置いてけぼりになるはなる。しかし一旦「わからない」をそのまま受け止めるのもまた面白いと思ってるので楽しめた。フリーク・シティは主人公オルランドのさまざまな可能性を見せてくれたってことなのかな?オッティンガーが考えるキャンプ、クィア性がてんこ盛りで面食らう。ヴァージニア・ウルフの小説のやつも気になるしティルダ・スウィントン(最近良い噂は聞かないけど……)主演の映画も少し見てみたい。

自分は映画において映像を楽しむ方に重きを置いてるので、そういう意味では退屈しない。「このキャラはあれの比喩なのかな?」とか考えながら見るのも良いけど単純にビジュアルがぶっ飛んでるから目に楽しい。『アル中女の肖像』でも鏡・窓と水の見せ方にこだわりを感じたけど今回は地面に置いた鏡を水溜りのように見せるっていう結構極端な見立てが出てきて本当に好きなんだなと思った。火の見せ方も危なっかしくて良い。

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Fedibird

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