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『HOW TO HAVE SEX』を観た。

 終始、言葉で表現しにくい苦しい感情の渦に胸が痛んだ。
リアルな表情の変化、主人公たちの芝居が見事。
 早く経験せねばならない、そうでないと「大人になれない」「ダサい」、性的な魅力をより多くふりまける者が勝ち、というプレッシャーに焦る女の子たち。主人公タラは、そのプレッシャーをすっかり内面化しているようでいて、しかし実は違う。その本心に自分で気づけておらず、友達に煽られれば流される。

 ゴミだらけの通りを呆然と歩きながら「私がずっと求めていたのは、これだったんだろうか」「これは、望みが叶ったというのだろうか」と自問し続ける姿。翌晩、一人で固い表情のまま音楽にのって踊ろうとする姿も、ノリきれない心を必死で振り払って「楽しまねばならない」「何も問題はない」と思いたがっていることがまざまざと伝わってくる。断らなかった、という厳然たる事実は、性的同意について知識も教育もない女の子には、あまりにも重い。彼女は「断らなかった」と「断れなかった」との区別がつかないからだ。
 




 着物も浴衣も、「こう着なければならない」「草履/下駄でなければならない」という口うるさい保守的な"着付け警察"が騒げば騒ぐほど、滅ぶと思う。
 着付けがめんどうで動きづらいのは厳然たる事実で、ラクにラフに着ていいんだというアップデートができなければ、誰も着なくなるもの。
 着物やら浴衣やら日本の市民の着るものだって時代と共にどんどん変化したあげくの、あの形態なのであって、形状や着用方法が変化するのは必然でしょう。

news.yahoo.co.jp/articles/27f6
 



 「相手は人間ではない」「相手は人間以下の下等で邪悪な存在だ」と信じ込んだり洗脳されたりすることで、虐殺は実現できる。
 イスラエルは国民を殺人マシーンに育て上げている。
 彼らの信じる神って、一体なんなんだろう。虐殺を命じる神などいるはずもなく、支持する神もいない。殺すな。

イスラエルがガザの学校攻撃、30人死亡と現地保健省
bbc.com/japanese/articles/cydv

<イスラエル国防軍(IDF)はソーシャルメディア「テレグラム」で、標的にしたハディジャ学校の中にハマスの司令部があったと説明している。
IDFはさらに、ハマスが学校の敷地を武器庫や攻撃作戦の立案・指揮に使っていたと付け足した。
ハマス運営のガザ保健省によると、現地の映像から、被害者は民間人で、そのほとんどが子供だったことがわかるという。BBCは、負傷者の中に子供たちがいることを示す動画を検証して確認した。>






 最低最悪だ。
 恥を知れ!!!

パレスチナ人被収容者を虐待か、兵士9人拘束 イスラエル軍
afpbb.com/articles/-/3531453?c

<同基地には、兵士が拘束されたのを聞きつけた極右の民間人が押し寄せ、兵士への支持を表明。一部は侵入を試みた。
 兵士が収容された北部クファルヨナのベイト・リド基地にも民間人が集まり、拘束に対する抗議デモを行った。>

 つまり、
 パレスチナ人なんて虐待してしまえ!虐待して何が悪い!!というイスラエル市民が「抗議デモ」をしているという、あまりにもおぞましい、ひとでなしな行動。心から軽蔑する。





30数年前の塾の名簿は、プライバシーの感覚が無いので氏名も小学校名も掲載されている。
 ここまで生きてきてその名簿を見返すと、あの人も、あの人も、載っている。ほぼそのまま社会の「上澄み」としてスライドしていることが分かる。特に文系の場合は、正直いって法曹しか行き着くところがないから、「あなたはもしかして、あの」という邂逅ばかり。とても複雑な気持ちになる。

五輪に沸き立つ人、全員これ読むべし。
やっぱり、隣の芝はそこまで青くない…。そして『バティモン5』は必見。

「閉鎖的なフランス映画界の体制をぶち壊したかった」 気鋭の監督ラジ・リ、最新作『バティモン5 望まれざる者』インタビュー
cinra.net/article/202405-block

<パリオリンピックも貧困地区に住んでいる住民には何も還元されません。たとえば貧しい人々がたくさん住むセーヌ・サン・ドニもオリンピック会場の一つになるのですが、試合が行なわれる場所の100m先ではみんなが食べ物に困っている現実があります。近隣でのそういった貧困問題は放置しながら、オリンピックには何十億ユーロも費やすなんて信じられません。入場券1枚が1000ユーロもするなんて、一体どうなっているんでしょうか。>





『ジャッカルの日』(続き)

ホテルでマダムとあっさり不倫関係になる背後で老齢の女性が倒れて救急車騒ぎになるくだりは、意味がよく分からなかったのが残念。ルンルン♬とロブスターを買ってきた彼が気の毒、、、当時のパリのゲイカルチャーはよく分からないけれど、ホテルに泊まるわけに行かないということで彼をひっかけた、のだとすると、ああいうサウナがゲイの「出会いの場」だったのかな~とも思う。
 仕込み銃が松葉杖として使われてからの最後までのシークエンスは、瞬きもできない。まさかそういうワケで弾が外れるとは。




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『ジャッカルの日』(1973年)面白い!

 背景事情が、まず面白い。アルジェリア独立を決めたド・ゴールに怒る極右たちの組織OAS。
 OASのリーダーがド・ゴール銃撃のかどで銃殺刑になるのに「兵士たちが自分に銃口を向けるわけない」とどや顔。どうしたらそこまでナルシズムに浸れるのか謎だけれども、さっさと銃口は向けられ事務処理のごとく銃殺される序盤に笑う。
 
 起死回生とばかりにジャッカルを雇ったOASは金欠でお金が払えない。ジャッカルが去り際に「銀行でも襲え」と軽くいい、それを真に受け次のシーンで強盗に次ぐ強盗を重ねたのにも笑った。
 仕込み銃!かっこいい。ガンスミスとのやりとりが、ヤバい人同士の長い付き合いを感じさせる。ジャッカルが行く先々で何を観察しているのかよく分からないシーンがあったが、終盤、それがすべて何の準備・偵察だったのかが分かってブラボー👏
 スイカを的にしてゼロインしていくシーン、かっこいい。
 ルベル警視、ハトの世話をしてのどかに暮らしたいのかもしれないが腕利きなばっかりに駆けずり回る。すべての閣僚を盗聴してます、とサラっと言ってのけて閣僚が「えっ。。。」と立ち尽くす。ハニトラにかかった大臣、自殺しちゃうのか…(続)
 




『ミュンヘン』(2005年)
パリオリンピックを観るくらいなら、こっちを観たらどうだ全人類よ。

 スピルバーグの「どちらにも肩入れせずに報復の暗殺を続ける者たちの苦悩を描いた」との言葉に、嘘はないと思う。
 少なくともこれを観て、イスラエル側の言い分をもっともだと共感することはない。
 イスラエルVSパレスチナの問題を、オリンピック選手団皆殺しという凄惨な事件で目の当たりにしておきながら、なぜ人類はいまだにこの問題をしっかり学ぼうともせずに、「どっちもどっちなんでしょ」程度の浅はかな見方しかできないのか。

 報復の皆殺しを命じられた者たちも人間で、ミスもするし、悩む。
 ターゲットにかわいい娘さんがいる。
 親切に話しかけられて会話する。
 祖国を作る夢を、とことん聞く。
 無残な全裸死体に、せめて布をかけて去りたいのに、仲間に遮られた。
 どんどん心にひっかかりが重なり疲弊していく様子は、人間そのものだ。
 相手が、心ある人間だと思うと、どんどん殺せなくなる。

 「国の未来と平和のために殺した」とどんなに上司に暗殺を正当化されても決して納得できない主人公。どんなに殺しても結局後継が出てくるじゃないか、というセリフが、すべてだ。





『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』(2002年)

しみじみ、いい映画。
フランクは、両親と自分の3人で、いつまでも仲良く暮らしていたかっただけなのに。
ずっと、家族、なかんずくお父さんを、追い求める映画。
クリストファー・ウォーケンがほんとうにもう、、、、良すぎる。
商売の危機、家庭の危機を、楽天的に乗り越えようとするけれども、ぜんぶうまくいかない。脳天気な「フリ」ないし前向きなポリシーにも限界があって、だんだん表情に辛さが出てくるあたりの芝居が、巧みとしかいいようがなく、胸に刺さる。大好きなお父さんのために何かしたいと思うディカプリオの気持ちもよく分かる。

 制服映画でもある。
 パイロットやCAへの憧れが世界共通であることがよく分かる。
 制服は七難隠すんだな、と思った(笑)。美男子としてのディカプリオを拝める最後の映画か。
 AIがもっと発達したらパイロットも失業かと思うと、切ない。
 しかしパイロット、医者、弁護士…小切手や書類の偽造で「なりすます」にも限度があるのに、できてしまっていた(実際に司法試験にはほんとうに実力で合格した)のだから、いかに明晰な人だったか。




子どもが林間学校のキャンプファイアーが楽しかったと話すので、何をしたのか尋ねたら、マイムマイム踊ったというのでギョッとした。。。
 このご時世にキブツはないだろ、、、なぜもう少し考えてくれないんだろう。




しまむら創業者、島村恒俊さんが死去 享年98
news.yahoo.co.jp/articles/f95c

祖父母が「嫁さんが賢かったんだ」といつも話していた。

Colaboと仁藤夢乃さんが暇空茜氏を訴えた名誉毀損訴訟の判決
mklo.org/archives/1973?fbclid=

<なお、判決の中で重要なのは、以下の部分です(27頁)。

「被告(暇空)が自らの好む漫画やアニメなどのコンテンツを批判する原告仁藤に対し強い敵意を抱き、原告らを批判する動機がそのような点にあることを自認しているもので、上記活動報告書等の記載をあえて曲解している可能性を否定できない」

 つまり、判決によれば、暇空は、仁藤夢乃さんが10代の少女を性的に描く「温泉むすめ」を批判したことに対して、仁藤さんに敵意を抱き、Colaboの報告書をあえて曲解した可能性があるというのです。

 このことを判決が認定したことは大きな意味があると考えられます。>





Colabo勝訴報告の記者会見
小川たまか氏の記事

「暇空茜」氏敗訴 合計220万円の支払い命令 対Colabo訴訟
news.yahoo.co.jp/expert/articl

 勝訴は当然、とはいえほんとうにめでたい。
 でも賠償額が低すぎる。。。
 こんなにもひどい目にあってるのに、、、





Colaboが暇空に勝訴!!
おめでとうございます!!🎉

Colaboの名誉を毀損、「暇空茜」名乗る男性に賠償命令
news.yahoo.co.jp/articles/926d





う、、、 落ち込むわ、、、
氷山の一角の一角の一角、なんだろうなぁ、、、
なぜこんな酷いことできるんだろう、、、
これが、もみ消されなくてよかった。
被害者たちの、「聖人」を告発する勇気に、心から敬意を表します。もみ消されなかったとはいえ、バッシングはあるだろう。彼女たちに連帯します。

news.yahoo.co.jp/articles/a0a0
<報告書によると、被害者のほとんどはピエール神父の活動の賛同者で、神父の正義や公平さを追求する姿と、女性への振る舞いの差に戸惑ったという。>





『マミー』 観たい。観なければならない。

x.com/iso_zin_/status/18137602
<和歌山毒物カレー事件を多角的に検証するドキュメンタリー『マミー』の本予告が公開。コメントにも書いているが今年の最重要作だと思う。死刑制度、メディアや検察の暴走、恣意的な真実、加害者家族の人権など今見つめるべき題目だらけ。終盤のあるシーンは凄すぎて震えた。>




子どもと『未知との遭遇』を観た。
 『E.T.』と『未知との遭遇』はぜんぜん好きになれないので観たくないのだけれど、古典を知っておいてもらうという趣旨で、仕方なく。
 でも改めて、ほんとうに、ぜんぜん面白くない。
 「お父さんが頭おかしくなって妻子が絶望して逃げる」映画、強烈な不快感。
 軍隊(国家)が国民にきちんと説明せずに謎の出で立ちで大挙してくるくだりも、幼い頃からすごくイヤだったし(これは『E.T.』と同じ)、音楽できちんとコミュニケーションとれたのかどうかもハッキリしないし、トリュフォーの手話が何を意味してるのかも分からないし、お父さんがなぜ選ばれて、何を考えて母船に乗っていったのかも分からない。「そこは説明してくれないと困る」ところがすべて謎なまま終わる、ひどい映画だと思う。
 坊やの部屋のおもちゃが勝手に動いたりさらわれる場面は、完全に『ポルターガイスト』で再びやるやつ。めっちゃくちゃ怖い。
 なぜヒットしたのだろう?もう観なくていいやと思う。



 

『五福星』楽しいんだけれど、ジャッキーが亀を踏み殺してしまうシーンだけはほんと胸がつぶれそうになる。かわいそうすぎる。




<シンポジウム:軍事体制の構築と改憲問題・基地問題> 

「安保三文書の決定や一連の経済安保政策などで、政府は憲法第9条の精神に反する、戦争のできる国づくりを進めています。緊急事態対応の名の下に改憲論議が行われ、地方自治法改正などにより、国策を地方に押し付ける体制も作られつつあります。こうした中、改憲や法改正をめぐる最近の動きについて青井先生に、そして、沖縄の基地問題とその根底にある地位協定の問題について明田川先生にお話いただき、議論を深めたいと思います。」

日時 : 2024年7月19日(金) 18:00~19:30

会場: 法政大学市ヶ谷キャンパス 富士見ゲートG602教室 予約不要/直接、会場へお越しください)

講師:青井 未帆(学習院大学教授・憲法)

   明田川 融(法政大学教授・政治学)

司会 杉田 敦(法政大学教授・政治学) 

主催 憲法を考える法政大学教職員の会

問い合わせ先:hoseikenpou2015@gmail.com





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