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そうだ昨日見返してて思ったんですが、仲代達矢の名演が逆に「武士であること」をプラスの価値観に見せてしまう、というのがあると思うんですよ、なんていうかギリシャ彫刻的な、ある種の普遍的な悲劇性を帯びた表情をするので、それが悲壮美みたいに捉えられてしまうのはわかるな、と。
私も初見時は現代に通じる批判性とか読み取れず、やっぱり映画としての構成の完成度に気を取られていたので。
初見時から20年近くが過ぎており、その間により社会が退行して『切腹』で描かれた貧困や強者が弱者を蹂躙する世界が身近になり、62年当時の「現代」に対する批判が、2024年現在にも通用するようになってしまった、ということだと思います。

仲代達矢、このあとマカロニ・ウェスタンでメキシコ人の悪役やるんでそちらもよろしく!『野獣暁に死す』、アマプラにあったはず!マチェーテ片手に襲ってくるよ!

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